
昨日12月6日は、寒気も去って快晴の土曜日でしたが、昼から神戸文化ホールへ行って、フェニックスフィルハーモニックオーケストラの第16回演奏会を聴きました。
フィランディアに続いてチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番と交響曲第4番です。

ピアノは河内仁志さん、時折お名前を聴きますが、県西音楽科大活躍中ですね。
バックの演奏もそうでしたが、この曲にあった豪壮なバリバリの演奏で圧倒されました。
アンコールにシベリウスの軽妙な音楽、とても柔らかいニュアンスが伝わってきました。

指揮はこのオーケストラの音楽監督でもある井上勝義さん、ゆったりとしたインテンポで音楽を進められます。
関西フィルの前身のヴィエールフィルのメンバーとか、私はそれがヴィエール合奏団のころから聞いています。
強弱はそれほど頓着しない、小細工をしない演奏は、かつての朝比奈さんの音楽のようで、何だか懐かしい感じ。
足がお悪いのでスツールにお座りになっての指揮、そのスツールが高いので転げ落ちないかと心配しながらの鑑賞でした。

この演奏会、司会の方も置いて簡単な楽曲の説明もあり、とてもいいですね。
さらに指揮者の井上さんの軽妙なトーク、これが聴きたいためにフェニックスフィルに足を運んでいるようなものです。

最近のアマオケの演奏会で2回続けて「拍手は指揮者が指揮棒をおろしてからにお願いします」とのコールがあり、聴衆もそれに従って最後まで聞き入るということがありました。余韻を楽しむことを初めて知った方もおられるかも。
これは「フライングブラボー」問題、ブラボーならまだしも、ギャーとかワァーとか気勢を上げる連中が特にプロオケの聴衆の中にいて、コンサートをぶち壊すんですよね。「殺意を覚える」とも言われるくらい、反感を持つ人もいるようです。
アマオケの使命として「聴衆を育てる」というのもあると思うので、ぜひとも「拍手は指揮者が指揮棒をおろしてから」ということを徹底してほしいところです。今回はまぁまぁ普通でしたけど。

葉室麟 闇中問答 PHP文芸文庫/読了・・・・・・葉室麟が文壇に出る前に書いていた小説ということで注目して読みましたが、なんのなんの、もう歴史小説家として立派な作品です。信長の出生の秘密に迫ったという内容ですが、なんとも夢幻な印象が文章から感じられます。またエッセイがよかったです。解説も充実していてとても中身がある一冊でした。
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