兵庫芸術文化センター管弦楽団第74回定期演奏会
北風が一層冷たくなった本日、昼から西宮北口に芸文ホールで開かれた兵庫芸術文化センター管弦楽団の第74回定期演奏会を聞いた。指揮はクリスティアン・アルミンク、ピアノは、ダン・タイ・ソン。はじめに、24歳で夭折したギョーム・ルクーの弦楽のためのアダージョ。初めて聞いた曲だが、21歳の作品という割には、何とも陰鬱な音楽だったが、きっちりとそろった弦楽の響きが強い印象として残った。今日のコンミスは四方恭子。
次いで、ダン・タイ・ソンのピアノでラヴェルの左手のための協奏曲が演奏された。これはこれで良かったが、せっかくのダン・タイ・ソンなら、シューマンかグリーグ、せめてショパンの2番とかが聞きたかった。そういう意味では消化不良ですね。アンコールにラヴェルのソナチネから。こちらのほうが随分と素晴らしかった。
最後に、フランクの交響曲ニ短調が演奏された。アルミンクは、この曲を大胆に、そしてメリハリをつける手法で曲全体をまとめた。特にティンパニが強打され、音楽の骨格を大きく、そして骨太に仕上げた。ただし、この音楽の曲想から考えて、このアプローチで良かったかどうかは疑問だ。私は好かないけれど。終了後、いつものお店でいただいた、見事な刺身盛りを載せておこう。
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