兵庫芸術文化センター管弦楽団 ユベール・スダーン モーツァルトの旅
北風が冷たく当たる本日、昼から芸文センターで開催されたユベール・スダーン モーツァルトの旅の第2回目のコンサートを聞いた。最初に偽作の疑い濃い序曲変ロ長調(元k.311a)が演奏された。モーツァルトの音が音楽から聞こえてくるかと思ったが、これはちょいと雰囲気が足りませんね。次いで、フィンランド放送響の首席である小山裕幾のフルートで第1番の協奏曲が演奏された。彼のフルート、良く言うと羽目を外さない、十分なテクニックなのだが、四角四面で遊びのない音楽なのだ、これでは聞く側が緊張したままだ。せっかくのモーツァルトなのに。
休憩の後、フルートとハープ(山宮るり子)のための協奏曲k.299が演奏された。この耳タコの甘ったるい音楽だが、考えてみれば生演奏は初めてではないだろうか。大ホールでもフルートは良く聞こえるがハープのほうは強いアタック音は届くが、細かなパッセージは苦しい。もう少し小さなホールですべき楽曲なのですね。最後に交響曲第31番「パリ」が演奏された。これはもうスダーンの指揮が冴えて、メリハリのついた素晴らしい音楽が届けられた。アンコールにこの曲の初稿のアンダンテ楽章、そのほか5つのコントルダンスから2曲、6つのメヌエットからと4曲も披露された。
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