昨日の兵庫芸術文化センター管弦楽団第78回定期演奏会

昨日は、昼から出かけ、西宮北口の芸文ホールで開かれた兵庫芸術文化センター管弦楽団の第78回定期演奏会を聞いた。指揮は佐渡裕、ピアノは以前にも来演したエフゲニ・ボジャノフ。プログラムは、何と珍しいウェーバーの舞踏への勧誘から始まった。定期演奏会で載せる曲かどうかは個人の判断だが、私見としてはあんまりふさわしくないですね。

ついで、ショパンのピアノ協奏曲第２番が演奏された。第１番は良く演奏されるが２番は珍しいですね。事前のスピーチで佐渡さんが、このピアニストのテンポについて少し遅めだが云々という解説をしたのが、いやな感じで耳に残り、どうしても素直に聞くことが難しかった。余計なことは言わないでほしいなぁ。そういえば、バーンスタインもグールドのテンポについて事前レクで会場に向かってメッセージを出していたなぁ。師弟はこんなところも似るのだろうか。

休憩を挟んで、これは珍しくもないブラームスの交響曲第２番が演奏された。これは、佐渡らしい柄の大きな演奏で楽しめた。岩手から吹奏楽部の女子中学生？を招いていた関係からか、アンコールに菫の花咲くころが演奏された。このヴァイオリンの馥郁としたナイーブな音色がブラームスでも展開されていたらと、惜しむばかりである。

その後、別の会場でライブがあったりして、帰りが午前様でしたわい。