昨日の兵庫芸術文化センター管弦楽団第79回定期演奏会
昨日は昼間の甲子園口バルに行った後、西宮北口で開かれた兵庫芸術文化センター管弦楽団の第79回定期演奏会を聞いた。指揮は、御年91歳のネヴィル・マリナー。ハイドンの交響曲第96番「奇蹟」で始まった。これが緊密なアンサンブルによって構成され、各声部がきれいに引き分けられていて見通しが良くて、しかし低音部からの構築性も良く、流れもきれいな素晴らしい演奏だった。
次いで、ディペットの2つの弦楽オーケストラのための協奏曲が演奏された。舞台上で2組の弦楽パートが配置され、それぞれが掛け合いを行うのだが、このオーケストラでかつてこれだけ緊密なアンサンブルが展開されたことがあるだろうかと思うくらい、極上の演奏だった。まさに舌を巻く思いだった。これは指揮者によるものか、コンマスによるものか?
休憩の後、メンデルスゾーンの交響曲第3番スコットランドが演奏された。このロマン派の色彩濃厚な楽曲を何とも軽いオーケストラの響きで展開し、澱むところなくすっきり仕上げた。テンポも速めで、この指揮者は円熟とか枯淡の境地というものとは無縁なんでしょうね。とにかく、ずっと立ったままの指揮だし、舞台袖からの足取りも不安がなさそう。このプログラムを3日間振るわけだから。いつまでもの活躍を祈るばかりである。
現役で90歳以上の指揮者というと、スクロヴァチェフスキーが今年93歳、この人を筆頭にマリナー、プレートルが91歳、ブーレーズが90歳である。以下、ブロムシュテット、マズア、ハイティンク、プレヴィンが80代後半で続いている。皆さん、何とも凄いとしか言いようがない。
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