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2015年6月20日 (土)

兵庫芸術文化センター管弦楽団第80回定期演奏会

Img003気温は低めだが、湿度が高い本日、午後から西宮北口の芸文センターで開かれた兵庫芸術文化センター管弦楽団の第80回定期演奏会を聞いた。先日リハーサルを聞いた、ユベール・スダーンが指揮を取り、クラリネットをマイケル・コリンズという元フィル管の首席が奏した。先ずはウェーバーのオベロン序曲で始まったが、このロマン調あふれる曲が実にきれいに響いて、それだけでうっとりしてしまいそうだった。次いで、コリンズの独奏で、ウェーバーのクラリネット協奏曲が奏された。これは何とも、コリンズの巧みなテクニックと歌わせる術に酔ってしまった。見事な演奏でしたね。

Img004そして、休憩の後、先日リハであったシューマンの交響曲第2番が演奏された。これは、マーラー編曲版による演奏で、金管、木管がきらびやかさを増していて、この曲にまとわりつく暗さを大きく払拭している。それだけに聞いていてロマン派の香りは乏しく感じるものの、続く時代を先取りしたような印象は強くなる。陰影の薄い分、色彩感に富んだ感じかな。テンポも速めで快活な印象を受けました。それにしても、前回のマリナー指揮の時もそうでしだが、このオケのアンサンブルの能力がすごく上がったように感じたけど、指揮者にもよるのかな。今日は良かった。

ほんで、この一年間、隣に座ったおばはん連中がうるさいのなんの。指揮者が棒を振り下ろす直前まで喋っていて、今度は楽章間でもすぐにしゃべりだし、最後の拍手を待たずにまたおしゃべり。今日で一年の定期会員の席が変わるものだから、これを機会にあらゆる言葉で叩きのめしてやった。係員が飛んできて制したものの、芸文センターに対しては再三注意するように申し出ていたのに何もしなかったため、マニュアルの有無について問うと一応、そうしたマニュアルはあるとのこと。これで切れてしまい、その後芸文センターの責任者に見解を聞きに行った。何とも、甘い対応しか取らないようので、この一年のことをご一緒している西宮ナジオンさんとともに、一杯言ってやった。定期会員だと、何かあっても隣同士で一年接するわけだから、あとくされもあるだろうし、言いにくいこともあるから我慢していたけど、来年度は、もう我慢しないことすると決意した土曜日だった。

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