バンブスアンサンブル第一回定期演奏会

梅雨の中休み、澄み渡った空の下、自転車を走らせて塚口のピッコロシアターへ行き、バンブスアンサンブルの第一回定期演奏会を聞いた。本日がお披露目ですね。会場は中ホールで、そこそこのお客さんが詰めかけていた。家族、関係者もおられるだろうが、小生のように単に聞きに来られたという方も多かったのでは。

演奏は、モーツァルトのフルート四重奏曲やブラームスのヴァイオリンソナタなどを交えながら、最後はアイネ・クライネ・ナハトムジークで締めた。演奏は決して上等とは言えないが、こうして音楽を楽しんでおられる姿には感銘を受ける。関西フィルにしたって、もともとはヴィエール合奏団という少人数から始まったことを思うとこのアンサンブルにも今後の活躍を期待したい。演奏者は、ほとんどがお姉さんと元お姉さんで、色とりどりの衣装が華やかだった。

畠中恵　けさくしゃ　新潮文庫／読了・・・・・しゃばけの作者による江戸時代に実在した作家を主人公に仕立てた連作もの。個性豊かな登場人物に囲まれ、面白く仕上がっている。けさく→戯作をしながら難解な事件を解決していくという手法は、ほかでも使えそうな高等な技ですね。そこをもう少し軸に展開しても良かったかな。出過ぎた評ですけれど。