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2015年10月31日 (土)

兵庫芸術文化センター管弦楽団第82回定期演奏会

Img_5181今日は、朝から中学の還暦同窓会の打ち合わせを行い、午後一番からの他校の同窓会打ち合わせに顔を出すなど多忙の中、午後3時からの兵庫芸術文化センター管弦楽団の第82回定期演奏会を西宮北口の芸文ホールで聞いた。芸文ホール前の木々も色づき始めましたね。

Img_5182今日は、先日のリハーサルで聞いたダニエル・ハーディングの指揮で、まずはドビュッシーの「ペリアスとメリザンド」の組曲から始まった。このフランス印象派の至芸の高みにある楽曲は、色彩も音質も微妙な具合でないと映えないが、ハーディングは見事なバランス感覚で演奏させた。特に弱音の美しさには目を見張った。いつもの芸文オケとは違うみたいな感じ。

Img_5183休憩の後、メインとなるベルリオーズの幻想交響曲が披露された。そして、過去、この楽団の演奏会は10年間聞き続けてきたが、その中でトップクラス、いや、最高の演奏となった。ハーディングは特に大きな音で誇張することなく、色彩とメリハリをつけたフレーズで演奏を進めさせ、高い緊張をもって音楽を構成していった。ひとつひとつの音符がまるでパズルにはまるように納得させられる音楽の再現が行われた。曲が終わるとともに、全身に鳥肌が立ったことは言うまでもない。

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コメント

私も昨日(10/31)PAC定期を聞きました。ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」組曲は、ドビュッシーらしくまったりとしてとても良かったです。また、私も幻想交響曲の第二楽章でPACで初めて鳥肌が立ちました。PACは毎年夏にコアメンバーが変わり、まとまるのに多少時間がかかりますが、今年は早くもまとまったようです。次回12/10の10周年記念演奏会も楽しみですね。

てっちゃんさん、こんにちは。
若いメンバーばかりなので、指揮者によって大化けしたり、そうでなかったりという反応性が面白いですね。センチュリーでは何回か味わった鳥肌をこの楽団でも体験したことは今後の励みになります。
また、お越しください。

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