兵庫芸術文化センター管弦楽団第86回定期演奏会
松山から帰って、すぐにチケットを持って芸文センターに駆け付けて、兵庫芸術文化センター管弦楽団の第86回定期演奏会を聞いた。厳密に言うと、駆けていたかどうかは不透明であるけれど。
本日は、エイドリアン・リーパーというスペインで実績のある指揮者と、サボルテ・ゼンプレーニというホルン奏者の来演である。曲目は、ワーグナーのジークフリート牧歌、R.シュトラウスのホルン協奏曲、最後にシューマンの交響曲第3番「ライン」というラインナップである。
ジークフリート牧歌、実演ではなかなかお目にかかれませんが、緩やかな弦の音が心地よかったです。ホルン協奏曲、ホルンって、たまにこういう名手が登場して軽々と吹くものですから優しい楽器のようなイメージを持たれるかもしれないが、なかなか大変と伺っています。
ラインでは、ホルンのソロを取ったゼンプレーニがオケに入ってセコンドで吹いていました。なかなか珍しい光景ですね。演奏はきっちりと整理されて音楽は進められたものの、味わいという観点からは深いものは感じられず、なんだか端麗なのど越しという感じで、清涼感だけが残りました。それがシューマンの音楽かと言われると、?ですけれど。
アンコールのルスランとリュドミラ序曲、遊びも何もない、これもスッキリとした好演でした。
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