兵庫芸術文化センター管弦楽団第89回定期演奏会
今日は、今週3回目となる関西学院大学鉄道研究会OBによる写真展を訪れた。もう掲示されている写真は見尽したので、会場にお越しになられている諸兄へのご挨拶が主なこと。おかげで、多くの方にお会いすることができて、良かったです。皆さん、お疲れ様です。
さて、本日は、芸文ホールで、兵庫芸術文化センター管弦楽団の第89回定期演奏会を聞いた。リハーサルも聞いているのだが、指揮はイタリア生まれの俊英、ダニエーレ・ルスティオーニ、ヴァイオリンソロは川久保賜紀。先ずは、ロッシーニの歌劇「泥棒かささぎ」序曲で軽快に始まった。
次いで演奏されてコルンゴルドの協奏曲は昨今急速に人気が上がっている曲で、どこか映画のETのテーマを彷彿とさせる印象がある。それでも構成もしっかりしているし、甘い旋律、早いパッセージなど聞かせどころ満載で、楽しく拝聴した。ソロも、実にきれいな、いや、美しい音色で、もうそれだけで魅了された。
さて、休憩の後、ドヴォルザークの交響曲第8番が演奏されたが、この3年でメンバーが入れ替わるというオーケストラとしては稀有なことに、弦楽器から管楽器に至るまでの音色と音バランスがきっちりと統一されて聞こえてきた。どういうマジックかはわからないが、メリハリも効かせながら、ノスタルジックに歌うところは沁み込みようだし、この指揮者、注目ですね。
アンコールにヴェルディの歌劇「運命の力」序曲を持ってきたのにはびっくりポン。これがまた素晴らしく充実した演奏だった。アンコールで落ち着かせてくれるのではなく、かえって興奮を呼び起こさせられてしまった。
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