紫苑交響楽団第28回定期演奏会
紫苑交響楽団がその演奏史に大変輝かしい記録と記憶を刻んだ演奏会となった。
今日は台風からの湿った南風がいよいよ強く、朝から高い気温となったものの、長岡京記念文化会館で開催された紫苑交響楽団の第28回定期演奏会を聞いた。曲目は、ウェーバーのオイリアンテ序曲、モーツァルトの交響曲第40番、休憩のあと、チャイコフスキーの交響曲第4番であったが、メリハリの効いたオイリアンテ、ふわっとした甘い空気感に包まれた40番。前半のそれだけでもう夢心地となったよう。40番は超有名曲だが、これほど全曲を通じて音楽の色が整った演奏というのもあまり経験がない。
後半はチャイコフスキーだったが、第1楽章から金管、木管の頑張りが素晴らしく、そのままの勢いというか、音楽の骨格がしっかりした演奏が続き、最終楽章では大変な熱気、さらにコーダに向けてヒートアップしてピッチも上がり、アマチュアの演奏ではあまりないことだが、鳥肌が立った。満員の会場も大変な盛り上がりとなり、さらに思うにこの演奏会のお客さんのレベルも大変高く、そういう環境なので名演奏も生まれたものと思われる。指揮は森口真司。
手塚治虫 僕はマンガ家 立東会文庫/読了・・・・・・・・手塚治虫が書いた唯一の自身の伝記であり、子供のころから、昭和40年代半ばまでの内容となっている。そこには、戦時中の苦難もあるし、戦後の窮乏も書かれているし、漫画家として自立していくための葛藤を詳しく書かれている。また、手塚が今では大家とされているものの、現役時代は常にライバルとの確執を気にかけて苦悩している姿も垣間見える。鉄腕アトムにしても、絶対的な安心を与えなかった様子が赤裸々に語られている。これは今に思うと、日本の漫画創成期の昭和の記録である。
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