兵庫芸術文化センター管弦楽団第97回定期演奏会
蒸し暑く風がまったりと淀んで絡まってくる季節になりました。そうした中、自転車を走らせて西宮北口の芸文センターで開かれた兵庫芸術文化センター管弦楽団の第97回定期演奏会を聴きました。指揮は、名チェリストのポール・トルトゥリエの息子、息子と言っても70歳くらいですが、ヤン・パスカル・トルトゥリエ、ヴァイオリンに神尾真由子です。
まず、モーツァルトの歌劇「後宮への誘拐」序曲が快活に演奏され、コンサートが始まりました。リハーサルでも、一発でオーケーでしたね。次いで、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が演奏されましたが、これは明日の話題とします。
そして、休憩の後はブラームスの交響曲第4番が演奏されました。両端楽章はじっくりと構え、大きな音楽に、第2、第3楽章は、歌いに歌い、明確な音楽の表現がされました。最終楽章はゆったりとしたテンポで進められ、実に大きな音楽になりました。このようなブラームスの演奏がまだこの時代にされるんだと感心しきり、久しぶりに鳥肌が立ちました。
リハーサルでは各楽章の入り方を入念に整理されていて、それがスムーズな音楽への導きになりました。アンコールにハンガリー舞曲第5番。実はリハーサルで最も入念に練習していたのがこの曲でした。
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