兵庫芸術文化センター管弦楽団第100回定期演奏会
ようやく雨も上がり、昼から西宮北口の兵庫県立芸術文化センターに出かけました。このホールのオーケストラである兵庫芸術文化センター管弦楽団が第100回の定期演奏会を迎えたからです。第100回と言っても、特に気張った内容になっていないところがまたいいですね。
今日は、指揮がヨエル・レヴィ、ピアノがピョートル・アンデルジェフスキーということで、バルトーク、プロコフィエフの曲というラインナップです。先ず、バルトークのガランタ舞曲が演奏されましたが、きびきびとしてリズム感と切れの良い表現で、同曲の演奏で聞いた中で最も印象的な出来栄えでした。
ついで、アンデルジェフスキーのピアノでバルトークのピアノ協奏曲第3番が演奏されました。独特の美音を持つアンデルジェフスキーは特に第2楽章で美しさの極致を示しました。とはいっても、両端楽章での大きな音楽も冴えていました。
最後のプロコフィエフのロメオとジュリエットでは、レヴィの棒のもと、オーケストラが決してマックスの音量になることなく、透明感を保ったままダイナミズムを表現していて、こちらも美音を聞かせてくれました。
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