兵庫芸術文化センター管弦楽団第103回定期演奏会
羽生が勝って、羽生が負けた日の昼から、西宮北口の芸文センターで開かれた兵庫芸術文化センター管弦楽団の第103回定期演奏会を聴きました。指揮は、下野竜也、ヴァイオリンが三浦文彰、このコンビというと2年前の、あの大河ドラマのテーマ音楽の演奏を思い出しますね。
さて、本日は、スコットランドというテーマでしょうか、1959年スコットランド生まれのジェームス・マクミランという人のブリタニアという、町中の音を集めて構成するとこういう音楽になるのではという、面白い曲でした。
次いで、三浦文彰のヴァイオリンで、ブルッフのスコットランド幻想曲が演奏されました。確かな技術の裏付けに、構成感のあるオーケストラがバックについて、揺るぎのない穏やかな音楽の流れを作っていました。音は温かで、大変気持ちの良い演奏です。
休憩のあと、メンデルスゾーンの交響曲第3番です。下野さんはいつものように、音楽の一点に重心を置いて、あとは音楽の隅っこをしっかり押さえて、他は自由にさせているような、そして、大変音色に配慮された演奏でした。ここでこういう音が欲しいなぁと思うとそれが届きました。
アンコールは、期待通りに真田丸のメイン・テーマ、さらに今年の西郷どんのメイン・テーマも演奏され、会場を沸かせました。
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