京都工芸繊維大学交響楽団第14回定期演奏会
GWの最終日となった本日、午前中は阪急京都線でラッピング電車の撮影をしたのち、長岡天神まで行き、長岡京記念文化会館で開催された京都工芸繊維大学交響楽団の第14回定期演奏会を聞きました。これは、京都三大学合同交響楽団の改札のひとつですね。この長岡京記念文化会館へやってくるのも久しぶりでした。
今日の指揮は、中橋健太郎左衛門という主にオペラを指揮されている方で、以前一度か二度お聞きしたことがあります。先ず、エロルドの歌劇「ザンパ」序曲が演奏されましたが、きびきびした入りで思わず席を座りなおすような張りのある音にびっくりです。その後もフレーズをしっかり伝える演奏にもうこれだけで感激です。なにかすごいことが始まりそうな予感です。
ついで、ドリーブのコッペリアから数曲が演奏されましたが、余分な甘さを削り取って音楽そのものの素材をむき出しにしたような演奏に魅了されました。コッペリア、甘ったるい旋律に支配されていると思ったら、全然違う側面も見れて良かったです。
休憩の後は、メンデルスゾーンのスコットランドです。第1楽章だけ単独にして、それ以降は続けて演奏されました。スタイルは、骨太のスタイルのままで、抒情性とかを全く無視した厳しいアプローチの、こんなスコットランドが聞けるとは思ってもみませんでした。学生さんたちも、凄い頑張りで音楽に取り組んでいる姿勢がうかがえました。大変立派な演奏会でしたね。
また、アンコールに、メンデルスゾーンの宗教改革から第2楽章と、ヴェルディのマクベスの前奏曲とは、何ともストイックな選曲でした。
植松三千里 ひとり白虎 会津から長州へ 集英社文庫/読了・・・・・・・・白虎隊の生き残り、それだけでも話題性がありそうなのに、これは実在の方の話だという。しかも、救われて敵方の長州で育てられていくという何とも歴史のあやですね。よほど誇り高く生きないと、これは乗り越えられない人生があったものと思います。この素晴らしい作品が、文庫書下ろし、この著者に注目ですね。
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