甲南大学文化会交響楽団 スプリングコンサート2018
さらっとした乾いた気候になったと感じる今日、昼から神戸文化ホールで開かれた甲南大学文化会交響楽団のスプリングコンサート2018を聞きました。スプリングコンサートというので、軽めの曲かと思いましたが、ハイドンの交響曲第94番「びっくり」は定番としても、ドヴォルザークの交響曲第6番とは珍しい選曲です。
さて、ハイドンのびっくり交響曲ですが、なんともゆったりとしたリズムでの開始となり、学生指揮者の村井拓斗さんが全編これで通しましたね。タクト・拓斗、なるほどなぁ。晩年のカール・ベームの音楽をほうふつとさせるようなハイドンでした。オーケストラも存外OB、OGが大半を占めているようで、しっかりとした音が響いていました。
後半のドヴォルザークの交響曲第6番は、初めて聞く音楽でした。そして、こんなにメロディにあふれた曲を知らなかったことに反省ですね。さすが、ドヴォルザークという感じで、音楽にのめり込みました。指揮は学生の藤田葵生さんで、細見で小柄な体躯ながら、堂々とした指揮ぶりでした。オーケストラも分厚い響きで盛り上げていましたし、もう大満足のコンサートとなりました。
山本功次 軍艦探偵 ハルキ文庫/読了・・・・・・・・待望の山本功次の作品、まだあまり名前が世間に出ていないので、これも文庫書下ろしですが、何とも凝りに凝った作品でした。軍艦探偵、何のことやらさっぱりわかりませんでしたが、読むうちに納得しますし、プロローグからエピローグに至る間の6編の短編が実は全体を構成する要素だというのも、凝った構成ですね。最後にもほっこりするシーンがあったり、本当に小説の楽しさを堪能できました、絶賛です。
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