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2018年6月23日 (土)

兵庫芸術文化センター管弦楽団第107回定期演奏会

Image1_jpeg雨の午後、西宮北口で開かれた兵庫芸術文化センター管弦楽団の第107回定期演奏会を聞きました。今日は、「ロシア音楽の真髄ここにあり」という事で、ロシア音楽ばかりが集められました。指揮は、ブルガリア出身のロッセン・ミラノフ、ピアノは、イスラエル生まれのイノン・バルナタンです。ミラノフはもう5回目くらいの芸文オケへの来演とか、しかし、楽員はその都度入れ替わっていますけど。

Photoさて、プログラムの初めは、リムスキー・コルサコフの序曲「ロシアの復活祭」です。ロシア音楽というと、金管楽器の重厚な感じを抱きますが、この演奏では過度の表現を押さえてメロディーラインをうたうきれいな出来でした。

次に、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ですが、オーケストラは濃厚な音楽の色を出していましたが、ピアノは、あくまで機能に徹したというか、テクニックはすごいですが、冷めた印象を持ちました。それも、協奏曲という形式の中では、有りだと思います。

1最後は、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」です。先日、リハーサルで聞いた音楽ですが、本番はぐっと演奏者の気持ちが入ったというか、色彩感が数倍にも増したようなきらびやかな演奏で、そうはいっても、細部まで響きを大切にしているのがビンビン伝わってきます。少し早めのテンポで、一切重たさを感じさせない、素晴らしい演奏となりました。

終演後、楽員がロビーに出てこられ、今シーズンを感謝していただきました。

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