気になる指揮者 パウル・クレツキー
今年5月8日の記事、最近のLPというタイトルで少し書いていたパウル・クレツキー という指揮者、その後もなんだか気になっています。1900年に生まれ、1973年に亡くなったポーランドの指揮者です。名前は昔の1000円盤LPでよく見かけていましたし、知っているとしてもそういうレベルです。先日、初めて買ったのがチャイコフスキーの交響曲第4番、これが実に熱い演奏でした。
その後、マーラーの交響曲第1番、ベートーヴェンの交響曲第5番を買い、さらに今回、ベートーヴェンの第9交響曲を入手しました。調べてみると、ベートーヴェンは交響曲の全集を残していますね。これらの演奏は、チャイコフスキーと違って律儀なまでに、自分を出さずに音楽を前面に出した落ち着いた演奏ですね。
そうしたら、特徴もあまりない、目立たない演奏かというと、これがぐいぐい引き込まれてしまう音楽が展開されていて、これはなにかありそうだという感じはつかんでいます。若いころに見過ごしていた指揮者さんが、突然、「わしも忘れんといてなぁ!」と現れたような、そんな気がします・・・・・・・・まだ、誰か忘れたままの指揮者がいるかもしれませんね。
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