兵庫芸術文化センター管弦楽団第115回定期演奏会 5月25日
昨日、5月25日は、昼過ぎから写真展を開催している大阪、阿波座の長楽庵へ顔を出し、小一時間ほどで失礼して、西宮北口の芸文ホールに向いました。
長楽庵では、短い時間ながら、4名ものお知り合いの方に来ていただき、大変恐縮です。もっと時間があれば色々とお話しできたものを。申し訳ないことです。
さて、昨日は兵庫芸術文化センター管弦楽団の第115回定期演奏会でした。指揮は、井上道義さんで、アメリカとメキシコの音楽のプログラムです。マルケスというメキシコの現代作曲家の作品が2つ、ダンソン第2番という10分ほどの曲と、パーチョ・フローレスのトランペットで、「秋のコンツェルト」という日本初演がなされました。トランペットの超絶技巧が楽しめました。現代音楽といっても、親しみやすい音楽でした。
休憩の後は、アーロン・コープランドの組曲「ロデオ」から2曲、同じく「ビリー・ザ・キッド」組曲が演奏されました。いずれも西部劇を想起させる音楽ですね。馬が走ったり、拳銃の音がしたりと盛り上がりました。アンコールに、ルロイ・アンダーソンのプリンク・プランク・プルンクが演奏され、5月としては記録的な暑さとなっている本日ですが、ホールの中はもっと熱い音楽で満たされました。
磯田道史 無私の日本人 文春文庫/読了・・・・・・・・2015年に出た文庫ですが、読んでいたつもりがそうでなかったです。穀田屋十三郎、中根東里、大田垣蓮月というあまり日本史にも出てこない人たちの無私、無欲、もっとすごく無に徹した人生が描かれています。蓮月の名前くらいは知っていましたが、他の方は知りませんでした。無私、無欲になるためにはなんと壮絶な人生を送らなければならない事でしょう。そして、この人たちは、本物の幸せを手に入れていることができたことでもありますね。人間の幸福とは?、そういうものを考えさせてくれる一冊でした。
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