かぎろひ歴史探訪 磐余(いわれ)の里
昨日6月6日は、春のかぎろひ歴史探訪木曜コースの最終日で、都が明日香に置かれる以前の、大王の足跡が刻まれた磐余の里を歩きました。朝10時に近鉄大福駅に集合して出発です。歩いていると、遠く耳成山、さらに葛城の山が見えます。このあたりはとても大きな家が続き、おのずと歴史を感じる雰囲気があります。さて、かつての磐余池があったあたりのため池に来ました。
路傍の大きな石仏もゆったりとした風景の中に溶け込んでいます。少し丘を登ったところに泥掛け地蔵と青木廃寺跡がありました。今では何もないこの谷あいに、遠く長屋王につながる寺院の伽藍があったことは、頭の中で想像するしかありません。
さらに進み、安倍文珠院近くの安倍廃寺跡へ来ました。ここには大きな塔の基壇が残っています。その規模は相当なものだったようです。 昼食を近くの会館でとらせてもらい (外はかなりの高温でしたから、クーラーが効いた室内は安らぎでした)昼からまず訪れたのは、谷首古墳です。ここは、石室の高さが4mもある巨大なものでした。こんなに広い石室は他にもあまりありません。また、次に訪れた全長が250m以上あるメスリ山古墳では墳丘の上に開けられたオープンカットの石室の大きさに驚きです。このあたりに、大変大きな勢力をもった大王がいたことが察せられます。
昨日の締めくくりは、この桜井の地の奥にある奈良県で一番小さな酒蔵、西内酒造さんです。蔵の中へ案内していただき、たっぷりと試飲させていただきました。とてもまったりとした貴醸酒、その他、切れのある純米吟醸酒など、ご用意いただいた奈良漬けなどとともに味わうことができました。感謝、感謝です。
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