兵庫芸術文化センター管弦楽団第116回定期演奏会
昨日6月22日は、西宮北口の芸文ホールで開かれた兵庫芸術文化センター管弦楽団の第116回定期演奏会を聞きました。下野竜也さんの指揮、池田香織さんのメゾ・ソプラノで、ワーグナーのヴェーゼンドンクの歌曲集から、後半は大曲、ブルックナーの交響曲第5番という重厚なプログラムでした。
池田さんの歌声はとても柔らかく、音楽を包み込むような情感に満ちたもので、大変心地よい時間となりました。歌曲は余り得意ではないのですが、とても親しみやすい感じでワーグナーの世界に浸りました。ハンス・ウェルナー・ヘンツェによる編曲という事で、その改変によって音楽の印象が少し変わったものとなっているとのことですが、そのあたりはよくわかりません。
後半のブルックナー、リハーサルの時の下野さんのお話しでも、ずっと同じ音楽、フレーズという指摘がありましたが、まさに、大海を行く船の様に、ゆったりとした音楽が流れ続きました。ブルックナーというと、関西人にとっては、朝比奈隆と大阪フィルのコンビでという事になりますが、比較的若い下野さんと、ぐっと若いPACオケのよる新鮮なブルックナーが聞けました。
終演後、楽員の皆さんにお見送りをいただきました。今回の公演で、今期のシーズンも終わりとなります。また9月から新しいシーズンが始まりますが、その中にもいろいろと期待のコンサートが目白押しです。
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