長岡京を歩く 恵解山古墳(いげのやまこふん)
勝竜寺城公園から南西方向へ歩いていくと、JRの線路沿いに恵解山古墳があります。この古墳は、古墳時代中期(今から約1600年前)に造られた前方後円墳です。古墳の大きさは、全長128m、後円部の直径約78.6m、前方部の幅約78.6mで、乙訓(おとくに)地域最大の規模を有しています。古墳の周囲には幅約25mの浅い周濠があり、周濠を含めた古墳の全長は約180mに及びます。
築かれた当時は斜面全体に石が葺かれ、平らなところには埴輪が立て並べられていました。古墳に葬られた人物の名前は記録に残っていませんが、古墳の大きさなどから少なくとも乙訓地域の全域を支配した実力者の墓であったと考えられます。現在では、一部復元されて、埴輪が前方部に並んでいます。発掘の結果、鉄製の武器(大刀146点前後、剣11点、槍57点以上、短刀1点、刀子10点、弓矢の鏃472点余り、ヤス状鉄製品5点)など総数約700点を納めた武器類埋納施設が発見されました。後円部は江戸時代から墓地として利用されており、関係者以外立ち入りができません。
愛川晶 道具屋殺人事件 神田紅梅亭寄席物帳 中公文庫/読了・・・・・・・・こういうことは余りないのですが、愛川晶の本が文庫で出たというだけで買ってしまいました。奥付を見ると、なんと創元推理文庫で出た本の再発刊という。あちゃー、やってしまった。けれど、愛川晶の見事な文章に酔いしれて、楽しい時間を過ごすことができました。東京の落語の定席を舞台にした、何とも面白い一冊でした。
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