南海汐見橋線
7月5日は、南海高師浜線を訪れ、浜寺公園から粉浜、岸里玉出まで来ました。ここで、南海の汐見橋線へ乗り換えです。今でこそ支線のような扱いですが、南海電車の高野線はもともとこの線を発着の起点としていました。ここでも走っている車両は高師浜線と同様2両連結の2200系列の車両です。
この線は大阪の中心から少し西側の、それもひと気の少ない街を走るため、なんともうら寂れた雰囲気が漂います。それはそれで、この線の魅力でもあり、かつて友人の2Aカレチさんがほれ込んだ線区でもあります。ごとごと走って終点の汐見橋駅に到着しました。このホームの屋根を支えるのは、19世紀末に製造されたカーネギースチールの古レールです。
汐見橋駅自体も、なんばの中心部から外れた場所、すこし遠くに京セラドームが見えるところですが、大正とも距離を置いていて、近辺の繁華な所へは環状線や地下鉄、阪神なんば線などのほうが利便性に優れています。汐見橋駅は何とも中途半端なところに位置してしまいましたね。
乗ってきた電車は、静かにまた岸里玉出へ向かって出ていきました。大阪の街中を走る新線、なにわ筋線のルートとなるかと思われた汐見橋線でしたが、結局そのルートからも外れ、将来の存続まで危ぶまれるようになってしまいました。廃線になると二度と復活はありませんから、少しでも長く残ってもらいたいものです。
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