樹フィルハーモニー管弦楽団第5回定期演奏会
昨日7月15日は、昼から神戸文化ホール中ホールで開かれた樹フィルハーモニー管弦楽団の第5回定期演奏会を聴きました。事前に野暮用もあって会場に入ったのは開演10分前でした。指揮は大谷麻由美さん、ヴァイオリンは古川葵さんです。女性の指揮者さん、あまり出会わないのですが、どんな演奏だったでしょうか、振り返ります。
昨日は、オール・チャイコフスキープログラムで、歌劇「エフゲニ・オネーギン」からポロネーズ、ヴァイオリン協奏曲、交響曲第6番「悲壮」という内容です。大谷さんは実にきびきびとした指揮ぶりで、ポロネーズの引き締まった演奏でコンサートが始まりました。ヴァイオリン協奏曲でも、伴奏のオーケストラに濃厚な表現が現れたりとか、普段ソロに耳が行きそうですが、この日はオーケストラのほうが面白かったですね。
休憩の後、交響曲第6番「悲壮」が演奏されました。超有名曲ですが、なぜだ実演を聴くのは久しぶりでした。この演奏も、大谷さんがしっかりとオーケストラをコントロールした熱演で、左手を握りこぶしにして気合を入れる様子から、女性版コバケンの称号を送っても良いかと思います。どの楽章も良かったですが、特に第3楽章は迫力があり、素晴らしい演奏でした。
昨日は、若いお客さんが多く、多分、同じようにアマオケをされている方々なのか、客席でも良い意味での緊張感が感じられました。こういう雰囲気が最近のプロの演奏会にはなく、アマオケの良いところですね。お昼は、すき家のうな牛、時間がないときでしたが、充実のランチでした。
篠崎紘一 万葉集をつくった男 小説・大伴家持 角川文庫/読了・・・・・・・・・・家持の小説とは珍しい、と思って読み始めました。飛鳥時代の人の関係は入り乱れていてなかなか頭の中では整理しづらいのですが、こういう本でひとりの人物の生涯をたどると、関係性がよくわかった良かったですね。万葉の時代は政争の時代でもありましたから、本当はドロドロとした世界があったのは何となく思っていましたが、こんなに深いとは。ただ、文章が説明的な作文レベルなので、なんだか読みづらかったのは残念でしたね。いろいろと資料を集めておられただけに。
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