かぎろひ歴史探訪 巻向から唐子・鍵遺跡へ
昨日9月12日は、秋の奈良歩き、かぎろひ歴史探訪の始まりの日となりました。一昨日の夏の湿った空気から一変した秋の風が吹く爽やかな奈良歩きとなりました。朝10時にJRまほろば線、元の桜井線ですね、その巻向駅に集合し、まずはその近くの纏向遺跡へ向かいます。
纏向遺跡は卑弥呼の邪馬台国の候補地としてクローズアップされていて、発掘は進められているものの、まだ全体の5パーセントくらいしか明らかになっていないとのこと。これからどんな発見が待っているのでしょうね。さらに、その周辺には3世紀、卑弥呼の時代に近いころの前期古墳石塚古墳、勝山古墳、矢塚古墳、東田大塚古墳などで点在しています。今ではそれらは私有地となっていますが、なんで古墳が私有地なのか?国民の財産ではないかと思うのですが、そこはようわかりませんね。
お昼は川沿いの公園で田中先生の歴史講座。先生だけ立ったままで、本当申し訳ないことです。ここでも風が爽やかでしたね。昼からは村屋坐弥富都比売神社、池坐朝霧黄幡比売神社などの古社を訪ねました。
この日の最終目的地は、田原本町にある唐子・鍵遺跡です。弥生時代前期(紀元前6世紀)から後期(紀元3世紀)くらいまで栄えた大きな環濠集落跡です。いろいろな埋蔵物から、全国の物品がここに集まっていたことがわかっています。当時の日本の一大物流基地となっていたようです。そこから邪馬台国へという単純ではないですが、勢力の集合という点では、無視できない規模であることは間違いないようです。
最後の一枚は、遠く二上山から葛城山、金剛山の連なりを見たものです。もうすっかり秋の空になっている、、、のかな。
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