かぎろひ歴史探訪 河合町界隈を歩く
昨日10月24日は秋の奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で河合町界隈を歩きました。先ずは河合町役場がある近鉄池部駅から出発します。穴地蔵と呼ばれる地蔵さんを入れるために家形石棺のふたを使った地蔵堂を見て、天神社を訪れ参拝します。
そこからしばらく歩くと素戔嗚神社の向かいにひっそりと長林寺がありました。元は東に塔、西の金堂を配置した大きなお寺だったようで、塔の心礎が残っています。また、堂内には十一面観音がご本尊として安置されているほか、吉祥天や子供のころの聖徳太子像などがありました。これらを全く自由に拝観させていただき、貴重な体験をしました。
今度は古墳巡りです。中良塚古墳は2段構成の前方後円墳で全長が88mと比較的大きな古墳です。さらに、大塚山古墳は全長135mのこの地域最大の前方後円墳で、どちらの古墳にも立ち入ることができました。特に大塚山古墳は墳丘に竹林が構成され、他の古墳の様子とは少し違う静謐な感じが良かったですね。
さて、さらに歩を進めると官幣大社の廣瀬神社がありました。とても長い参道には立派な社叢があり、厳かな空気感が漂います。そこを出て北上すると宮堂遺跡の発掘現場に当たりました。ここは古墳時代から鎌倉時代辺りまでの遺跡で、少なくとも700年間程度は集落があったところといいますから歴史の厚みがすごいです。雨中の発掘作業、大変だと思いました。帰りは大和側を渡りJR法隆寺駅へ出て解散となりました。
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