かぎろひ歴史探訪 五条
昨日10月10日は、奈良歩き、秋のかぎろひ歴史探訪で五条を訪れました。朝10時にJR和歌山線の五条駅に集合です。ただ、列車本数が少ないので、ほとんどの方は10時19分到着の和歌山行で来られました。早速歩いて宇智神社へ行きました。宇智という地名は万葉集の「たまきはる 宇智の大野に 馬並めて 朝踏ますらむ その草深野」にあります。さらに、宇智川の崖を降りて摩崖仏を見に行きました。ここは静謐な空間でしたね。
昼からは、お昼ご飯を取ったところの近くにある栄山寺を訪れます。ここは、南朝時代に三代にわたって天皇が在住したところです。ここには小野道風が揮毫したという梵鐘と八角という天皇の権威を示す形に建てられた八角円堂があり、いずれも国宝に指定されています。境内は樹木の伐採や土砂の掘り起こしの最中ですこし荒れた感じだったのが残念です。工事が終わるときれいになるのでしょうね。
さて、この日のルートは、五条の町から吉野川沿いに歩いていきます。コスモスが咲いているところもあり季節を感じさせてくれましたが、昨日は最高気温30度くらいと、日差しも強くとても10月とは思えない暑さでした。
再び、五条の街中へ戻り、歴代の唐招提寺住職の隠居寺である金剛寺、さらに幕末の文久3年に起きた天誅組事件の本陣とされた櫻井寺を訪れこの日の歴史探訪を終えました。天誅組はここ五条の代官所を襲ってから気勢を上げて京都へ乗り込むつもりでしたから、幕末の混とんとした空気も五条には流れていたのですね。
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