かぎろひ歴史探訪 役行者の息吹を追う 千光寺へ
昨日3月22日は、春の奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で朝10時に近鉄生駒線の元山上口駅に集合です。この辺りは奈良県の平群町になります。駅のすぐ北側には勧請綱と呼ばれる、疫病や悪霊が入り込まないようにと結界を張る綱が川に掛けられています。
川に沿って歩きながら訪れたのは金勝寺です。行基の創建と言われるもとは三十六の子院を持つ大きな寺でしたが、盛衰を繰り返し、今では本堂のほか限られた建物があるのみです。さらに山側へ歩いて生駒山口神社へ行きました。この階段、とてつもなく急でしかも長い。上を見ないようにして歩いて登りました。
この辺りは岩肌が露出した巨岩があちこちにみられます。左は先の金勝寺の磨崖仏です。また、右は山を登って行った先にある清滝石仏群のひとつで、大きな岩に線刻が施されていました。いずれも苔むした年月を感じさせるものでした。
さて、この日の目的地は千光寺です。この一帯は修験道の開祖、役行者、役小角が大峰山を開く前に修行を重ねたとされるところです。境内にも、役行者を模した像がずらりと並んでいました。役行者、歴史上の謎の多い人物、山で修業し、呪術を使い、一夜で伊豆と大和を行き来したとか。思えばそこからロマンが湧きたちます。
ということで、役行者、役小角というと、藤川桂介の宇宙皇子のシリーズです。全巻で48巻という大作、さらに拾遺伝4巻というすごい作品でしたが、もうすっかり忘れ去られてしまったかもしれません。一時は夢中になって読んでいました。後にアニメ化されたようですが、見ていません。
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