「私の奈良、大和路」~かぎろひ歴史探訪から~ 写真展に向けて 6
コロナ禍の影響で今年6月に開催を予定していた大阪阿波座にある音響喫茶「長楽庵」さんでの写真展が中止(または延期)となりました。写真の準備もしていたのですが、まだ候補の絞り込みにまでは進んでいなかったので、あえて今のうちに少しずつ紹介していこうと思います。
なお写真は、主に2015年から参加させていただいている奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で訪れた奈良、大和路の風景です。
2017年4月にJR和歌山線の掖上駅から歩いて訪れた与楽古墳群の中の与楽乾城古墳の石室です。中は整備されていてきれいでしたが、光が差し込み石棺が置かれていたところが明るく示されていました。6世紀後半、この地方の有力豪族の墓と推定されています。
また4月には、飛鳥を訪れています。これは飛鳥史料館の敷地内にある八釣マキト5号墳(明日香村にある八釣マキト古墳群の古墳を、移築して復元展示しています)です。季節はちょうど八重桜のころでした。
その後、八釣マキト古墳群へも実際に足を運んでいます。これはその1号墳です。調査によると天井石は中に落ちていたそうです。また、土器、装身具、武器など多くの出土物があったそうです。
レンゲソウが咲く、飛鳥の里です。飛鳥は昭和40年代の開発から逃れ、日本の原風景ともいえる姿を残しています。またレンゲソウが咲く時期に訪れてみたいものです。
甘樫丘からみた畝傍山、遠くに二上山が見えています。家が密集しているところは橿原市で手前が明日香村です。飛鳥でこのような古代に思いをはせることができる豊かな風景が守られて良かったと思います。
植松三十里 レイモンさん 函館ソーセージマイスター 集英社文庫/読了・・・・・・・・・読みやすい本なのですが、読むのが勿体ほど引き込まれる一冊でした。大正時代に函館で出会い、その後世界を行き来し、歴史に翻弄されながらも函館で本物志向のハム、ソーセージの製造に当たったドイツ人と日本人女性との生涯を描いています。同じ著者によるマッサンのソーセージ版でしょうか。いまも、函館カール・レイモンとしてお店が存続しているばかりでなく、日本ハムファイターズがなぜ北海道を本拠地にしているかということも合点できる、壮大なお話につながっていきました。
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