「私の奈良、大和路」~かぎろひ歴史探訪から~ 写真展に向けて 8
コロナ禍の影響で今年6月に開催を予定していた大阪阿波座にある音響喫茶「長楽庵」さんでの写真展が中止(または延期)となりました。写真の準備もしていたのですが、まだ候補の絞り込みにまでは進んでいなかったので、あえて今のうちに少しずつ紹介していこうと思います。
なお写真は、主に2015年から参加させていただいている奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で訪れた奈良、大和路の風景です。
2018年は山辺の道へ何回か訪れています。大和盆地の天理から桜井にかけての山沿いに南北に通る古代の道です。これはその途中にある檜原神社の境内から鳥居を通して見える景色です。その中心に大津皇子が葬られたといわれる二上山が見えます。
山辺の道というとこの景色でしょうか、多くの写真集にも載っています。「山邊道」の道標があり、この文字は小林秀雄の揮毫によります。
山辺の道を少し大和盆地の方から見てみましょう。大和にはため池がたくさんあります。山を見ましょう、新緑がとてもきれいですね。どこを歩いても気持ちの良いところです。
大和の里には石仏が多くみられます。その向こうには大神神社のご神体である三輪山が見えます。信仰の里と信仰の山、そして山辺の道の起点ですね。
葉室麟 花や散るらん 文春文庫/読了・・・・・・・・惜しくも2017年に亡くなられた葉室麟さんによる忠臣蔵の話しです。前後2部に分かれていますが、なぜ浅野内匠頭が松の間の刃傷に至ったかに物語の半分を費やしています。それによるとという話しもありますが、そこには大きな政治背景もあったのではと思わせる、そして、読ませる手腕は大したものですね。実は緊急時代宣言の直前に著者の本を大量購入しているので、これからその本に接するのが楽しみです。
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