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2020年5月 7日 (木)

「私の奈良、大和路」~かぎろひ歴史探訪から~ 写真展に向けて 14

コロナ禍の影響で今年6月に開催を予定していた大阪阿波座にある音響喫茶「長楽庵」さんでの写真展が中止(または延期)となりました。写真の準備もしていたのですが、まだ候補の絞り込みにまでは進んでいなかったので、あえて今のうちに少しずつ紹介していこうと思います。

なお写真は、主に2015年から参加させていただいている奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で訪れた奈良、大和路の風景です。

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奈良ではお地蔵さん以外に見られる石仏として、やはり本場ということになるでしょうか、不動明王、お不動さんの石仏を見かけることが多くあります。これは安倍寺跡の近くで見つけたお不動さんです。

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西大寺を南へ行くと高架道路の手前に大きな御堂を構えた喜光寺があります。近くの陸橋からみた境内(写真の左奥)をよく見ると石仏が団地のように並べられています。その中にもお不動さんが見られました。独特な存在感がありますね。

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喜光寺では、奈良大学に所蔵されていた四天王がこのお寺のものだとわかり、昨年150年振りに戻ったところでした。その足元には踏みつけられた邪鬼が。邪鬼は体も小さく、なにか悪いことをしたような気もしないので、どこで見てもかわいそうな気がするのですが、助けてやることもできません。

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葉室麟 冬姫 集英社文庫/読了・・・・・・・・・・・・・・信長の娘、冬姫の生涯を綴った作品。後の蒲生氏郷の正室です。著者はこのように歴史の中心にいた人物ではなく、少しそのサイドにいたにもかかわらず、大きな歴史の歯車の中でなくてはならなかった人物に焦点を当てて物語を紡いでいくのを得意としています。この話の中で語られている一つのテーマは「女いくさ」です。直接武力に訴えられないけど、大名同士のバランスウェイトとしての女性の役割を大切に扱っています。

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