「私の奈良、大和路」~かぎろひ歴史探訪から~ 写真展に向けて 16
コロナ禍の影響で今年6月に開催を予定していた大阪阿波座にある音響喫茶「長楽庵」さんでの写真展が中止(または延期)となりました。写真の準備もしていたのですが、まだ候補の絞り込みにまでは進んでいなかったので、あえて今のうちに少しずつ紹介していこうと思います。
なお写真は、主に2015年から参加させていただいている奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で訪れた奈良、大和路の風景です。
写真展の候補とした写真もそろそろ終わりになります。これは2019年5月に訪れた正暦寺の境内です。新緑の山々に囲まれた落ち着いた空間です。今年もこのような景色に包まれることが体験できると思っていましたが。
ならまちの中にある元興寺です。大きな御堂は極楽堂と呼ばれる本堂です。手前の五輪塔、境内には2500体もあるそうです。そして、本堂と隣の禅室の屋根に乗る瓦は、飛鳥時代にあった元興寺の前身である法興寺(飛鳥寺)で使われていたもの、1400年前のいわば天平の甍です。
2019年の9月に訪れた唐子・鍵遺跡です。この建物は出土した土器に描かれていた特徴的な建物の絵から復元したものです。実際にあったものかと思いますが、その大きさや化粧は想像の範囲を超えていません。秋空の雲が建物に合せたかのような弧を描いています。
去年の10月に訪れた生駒の王龍寺です。山が迫っていますが、門をくぐるとほかのお寺では体験した事の無いような暗くて重いし空気に包まれ、時空を飛び越えて違う時代へやってきたような気持になりました。軽い気持ちで入山することが許されないような厳しさを感じさせるお寺だした。
長々と写真展の候補作品を並べてきましたが、実際に大きくプリントしてみるとまた画像の雰囲気も変わります。写真展は、今年のうちにでも開催できればと思っていますが、どうなることでしょうか。
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