寅さん映画の中のオーディオ装置
先週土曜日の夜、テレビで寅さん映画を見ていると、大学助教授を演じる米倉斉加年が虎屋に下宿していて、それは大層なオーディオ装置を持ち込んでいるのに目で引き寄せられました。1970年代前半のオーディオブームに乗っかった世相を反映していますね。
調べると、オープンリールデッキはTEACのA-7030GSLといういわゆる2トラ38(ツートラサンパチ)の高性能機種、当時は20万円以上しました。小生の家にもおなじTEACのX-10Rというオープンリールデッキ(2トラ38ではありません)がありますが、性能的にはずいぶん差がつけられていました。
一方スピーカーはONKYOのE-63A MKⅡという3ウェイスピーカーでした。画面では箱だけで本体は写っていませんでしたが、実際はすっきりとした外観の落ち着いた雰囲気のスピーカーです。当時で4万円以上していますね。
映画の中では、アンプとチューナーも写っているのですが、さすがにそれらの型番まではわかりませんでした。ただ、双方ともかなりの高級機種であろうと思われます。
吉田秀和 ベートーヴェン 河出文庫/読了・・・・・・・・・・・今年はベートーヴェン生誕250周年ということで、多くのイベントが予定されていたようですが、例の新型コロナの影響で、世界中でその動きが止められてしまいました。そんな中、出版はまだ頑張っているのか、吉田秀和の著書が河出文庫から出ました。内容の半分以上は、ベートーヴェンのピアノ演奏の解説に占められており、吉田秀和にとってベートーヴェンはピアノだったという気持ちが伝わってきます。具体的に、論理的(ここんとこが専門知識のない小生にはしんどい)に、かつ品格を持った視点から語られていて、内容が詰まった一冊です。
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