梅雨明け直前の醍醐寺三宝院 7/30
近畿地方に梅雨明け発表があった前日、7月30日は、いつもの奈良歩き、かぎろひ歴史探訪でお世話になっている方々をお誘いして、京都山科界隈を歩きました。京都市営地下鉄の醍醐寺駅で下車し、醍醐寺へ向かいます。
まず醍醐寺の中にある三宝院に入りました。この敷地の奥に入るには別途料金がいるのですが、それだけの価値がありました。秀吉が縄張りをしたという見事な庭園を見ることができました。建物の中を通り、この庭の前に出たときに突然景色が明るく広がった感じは例えようがありません。池に浮かぶ島の様子、それらをつなぐ橋の工夫、手前の砂地に現された鴨川の様子、若い僧侶の方に説明をいただきながらのありがたい鑑賞です。
躙り口がある茶室、とても静かな雰囲気です。壺庭のような空間にも、松竹梅、松茸を表す石、寸は短いものの姿の良い竹、それを受ける花弁の形をした鉢、たいへん細かなところにまで気が配られた逸品の庭です。その奥に阿弥陀堂がありました。その庭にはひょうたんと盃をかたどった芝が植えられています。
国宝の唐門です。10年ほど前に修復が成ったということで、豊臣の五七の桐、天皇家の菊の紋が並びます。中央に桐の紋なので豊臣の方がエラそうなのかと思ったら、この門を勅使が入るときは豊臣の紋の扉が開くので、目に入るのは菊の紋だけという演出があるそうです。見どころの多かった三宝院でした。
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