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2020年7月 5日 (日)

球磨川の洪水に思う 1983年の夏

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昨日は熊本県を流れる球磨川で洪水が発生し、大きな氾濫の被害をもたらしているようです。1983年の7月に関東の友人と九州旅行に出かけ、鹿児島から肥薩線を利用して熊本へ向いました。吉都線との分岐である吉松駅では、オハユニ61という郵便車と荷物車の機能を併せ持った珍しい客車をみるなどしました。そうするうちに、スイッチバックで有名な真幸駅へやってきました。ここで急行同士の交換です。

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さて、人吉駅から熊本へ向かう道筋は球磨川に沿ったものとなります。この前日に降った雨の影響でしょうか、球磨川は土砂が混じった濁流となり、かなりの水量となっています。昨日はこんなものじゃなかったのでしょうね。

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熊本駅に入る前に当時の鹿児島本線の鉄橋とクロスするところで583系の特急と離合しました。ぴったりと決定的瞬間!熊本駅構内ではあまり見かけたことがなかったDD16というディーゼル機関車がいました。熊本に着いて、熊本電鉄などの撮影もしているので、この時の雨では周辺に被害が出るほどのことは無かったようです。今回の豪雨被害の一日も早い回復を祈るばかりです。

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山本博文 「関ヶ原」の決算書 新潮新書/読了・・・・・・・・・・先の忠臣蔵の決算書に続く、歴史をお金で再検証するという一冊。忠臣蔵よりももっとすごいお金が動いたであろう大きな戦いをお金という全く客観的な指標で突いています。とは言うものの、歴史学者らしく、関ヶ原の戦いが起こるまでの推移を細かく追いながらなので、なぜこのような展開になったのかということを読ませます。そのうえで、いかにお金が使われていったかということが解説されます。こんな面白い著書を書いた山本博文さんはこの本の校正を終えられてすぐに亡くなられたとのことです。残念ですね。

 

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