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2020年12月 5日 (土)

かぎろひ歴史探訪 悲運の早良親王

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12月3日は、秋の奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で奈良の中心部の少し南、JR帯解駅を10時に出発し、すぐ近くにある帯解寺を訪れました。その名前の通り、安産祈願のお寺です。阪神間でいうと中山寺になるでしょうか。安産祈願の腹帯が売られていました。

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この日は広々とした奈良盆地の、とびっきり雄大な景色の中を歩くことができ、とても気持ちの良いものでした。ため池の中の道、田んぼの中の道を歩きます。

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そんな田んぼの中にある帯解狐塚古墳を訪れました。小さな墳丘の中に石室があり、そこを通り抜ける?こともできました。それだけ破壊されてしまっているということですけれど。そこから山のほうへ歩き、門跡寺院の円照寺へ行きました。ここへは何回も来ていますが、さすが門跡のことだけあって静謐で特別な空気感が感じられるスポットです。まだ少し紅葉が残っていました。

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この日のテーマのひとつ、早良親王(桓武天皇の皇太弟に立てられたが、藤原種継の暗殺に関与した罪により廃され、絶食して没した) 、その後崇道天皇と追諡されたその御陵を訪れています。その前の道路からは巨石が埋まっている様子が見られました。その崇道天皇をまつる御前原石立命神社へも立ち寄っています。

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さらにこの地は幕末から明治の初めにかけて陵墓や宮跡研究に努め、平城京保存に多大な功績を遺した北浦定政の出身地でもあります。その墓所を訪れました。最後に油掛地蔵さんを訪問し、名残りの秋の奈良歩きを楽しみました。

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一坂太郎 坂本龍馬と高杉晋作 「幕末志士」の実像と虚像 朝日新書/読了・・・・・・・明治維新を迎える直前に没した二人の物語は、司馬遼太郎の作品に代表されるように数々の著作がありますが、小説と歴史書の考えが混在していて、その実像というものがなかなかはっきりしないようです。この本においては少しずつそのあたりを修正し実像に迫ろうとするものです。とはいうものの、二人を取り巻く時代の波の中でそれぞれがどのような役割を果たしていったかという、大きな幕末史の物語のように読むことが出来ました。

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