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2020年12月15日 (火)

かぎろひ歴史探訪番外編 池田~宝塚 12/5

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12月5日は、いつもお世話になっている奈良歩き、かぎろひ歴史探訪の方々を、奈良以外の場所を小生がご案内する番外編でした。池田から宝塚にかけての古跡を歩きました。阪急宝塚線石橋阪大前駅から能勢街道を歩き始め、猪名川流域最後の築造とされる二子塚古墳、飛鳥の石舞台古墳よりも大きな石室を持つ鉢塚古墳へ向かいました。鉢塚古墳は五社神社の拝殿の後ろにあり建屋に入室して見ることが出来ます。

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能勢街道をさらに進み、陶棺による埋葬が認められた五月山古墳、住宅開発で破壊される直前、住民運動で保存されるようになり現在は公園化された池田茶臼山古墳へ行きました。茶臼山古墳からの眺望はすばらしいものでした。

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茶臼山古墳から西へ歩いて池田城跡公園につきました。ここでお昼、お弁当タイムです。中世から戦国時代にこのあたりを支配していた池田氏の居城跡で2000年に整備され公開されるようになりました。紅葉がまだ見ごろで、天守からの五月山を借景とした風景も見事なものでした。昼からは池田の街中にある落語みゅーじあむで小学3年生のそれは見事な「池田の猪買い」を堪能させていただきました。

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今度は電車で池田から中山観音ヘ移動し、駅前の中山寺を訪れました。安産祈願の超有名スポットであるばかりでなく、この時期もあり七五三参りの様子もうかがえました。その境内にある石のカラトと呼ばれる白鳥塚古墳には大きな家型石棺が安置されています。最後に全国の十数基しか無い八角形古墳の一つ、中山荘園古墳を見学してこの日のルートを終えました。

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植松三十里 かちがらす 幕末の肥前佐賀 小学館文庫/読了・・・・・・・幕末、反幕府勢力となり、維新後政府の柱となった薩長土肥の一つ肥前佐賀の当時の藩主、鍋島閑叟の生涯を扱った一冊。先見的、俯瞰的見地からの判断によりどこの藩よりも密度の高い技術を集中させた佐賀藩の変革を描いています。司馬遼太郎作品のような鋭い切り込みはないものの、淡々と柔らかく語られる植松作品は心に沁みる歴史小説です。

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