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2021年1月13日 (水)

ヨゼフ・カイルベルトの第九

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大好きな指揮者の一人にドイツの指揮者、ヨゼフ・カイルベルト(1908-1968)がいます。1908年生まれの名指揮者としては、ヘルベルト・フォン・カラヤン、カレル・アンチェル、そして朝比奈隆などがいます。大指揮者の時代ですね。カイルベルトは、歌劇場から修業を始め、バンベルグ交響楽団の首席指揮者として亡くなるまで活躍した指揮者です。

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私がカイルベルトの演奏の初めて接したのは、ベートーヴェンの交響曲第5番でした。ずしりと重い音楽という印象で始まった第1楽章でしたが、なんといっても緩徐楽章となる第2楽章で音楽が一切緩んでいないのに驚くとともに感心しました。ベートーヴェンの交響曲もその多くを残していますが、正規のスタジオ録音としては第9番だけが欠けていたのが残念でした。

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そんななか、1965年12月25日のNHK交響楽団を指揮した第九のライブ演奏が以前から発売されていました。これは大変な名演奏として歴史的価値があると知られていましたが、今に至るまで聞くことはなかったです。この日の演奏、第4楽章の後半部分はその映像が残されており、Youtubeで見ることが出来ます。⇒ 

興奮した聴衆がステージに駆け寄り、カイルベルトに握手を求める様子も写されています。阪神タイガースのサヨナラゲームで興奮したファンが柵を乗り越え田淵選手とともにホームインする映像とかは見たことがありますが、クラシックでは他に知りません。

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昨年12月にとんでもないニュースが飛び込んできました。カイルベルトがケルン放送交響楽団を指揮したスタジオ録音が発売されたのです。その中に第九もありました。⇒ 

1963年の録音ということから、日本での演奏より少し前になりますが、まさに絶好のタイミングであったかと思います。カイルベルトは60歳の時、ワーグナーの楽劇を指揮している最中に心臓まひで亡くなるという劇的な最期でしたが、あと10年、20年長生きしていたら、カラヤンが率いていたクラシック音楽の世界の様子も大きく変わっていたことでしょう。

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