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2021年2月

2021年2月28日 (日)

豊原国周(くにちか)の浮世絵と明治三陸沖地震・津波の新聞記事

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もう数年前のこと、納屋の整理をしていたら古い包みが見つかり、中を開けると浮世絵が出てきました。調べてみると、幕末から明治初めに活躍し、役者絵を得意とした豊原国周(くにちか)の作品のほか、明治10年に起こった西南戦争勝利の祝賀の図などでした。

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豊原国周18351900)は、明治期を代表する最後の浮世絵師の一人で、「役者絵の国周」として知られ、後年「明治の写楽」と呼ばれました。歌川派ながら、師の豊原周信の画姓を継いでいます。自ら認める変わった性格で、住いと妻を変えることが癖とも言ったそうです。転居は117回で、同じく転居の多かった葛飾北斎と比べ「絵は北斎には及ばないが、転居数では勝っている」と誇っていたといいます。妻も40人余り替え、長続きすることは無かったそうです。酒と遊びが大好きで、画料が入っても宵越しの金は持たないとばかりにすぐ使ってしまうが、困っている人を見ると助けずにはいられず、時には来客のものまで与えてしまうという非常識ぶりを発揮しました。

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浮世絵の中に、九代目市川団十郎を描いた作品がありました。五代目 尾上菊五郎、初代 市川左團次とともに、いわゆる「團菊左時代」を築きました。写実的な演出や史実に則した時代考証などで歌舞伎の近代化を図る一方、伝統的な江戸歌舞伎の荒事を整理して今日にまで伝わる多くの形を決定、歌舞伎を下世話な町人の娯楽から日本文化を代表する高尚な芸術の域にまで高めることに尽力しました。その数多い功績から「劇聖」(げきせい)と謳われ、歌舞伎の世界で単に「九代目」(くだいめ)というと、通常はこの九代目 市川團十郎のことをさすとのことです。

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そして、それらの浮世絵の裏打ちした新聞の中から、とんでもない記事が出てきました。明治29年に起こった明治三陸沖地震と津波の被害を伝える現地ルポです。記者は遠野から釜石へ入って現地の様子を伝えています。

これらの浮世絵と明治の新聞記事を今回、東日本大地震から10年の節目となる来月、大阪で公開することとしました。その案内はまた明日のブログとします。

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門井慶喜 新選組の料理人 光文社文庫/読了・・・・・・・・ひょんなことから新選組の賄いを任された主人公(たぶん架空の人なんだろうけど)が新選組の変遷の中で翻弄しながらも時代の波の中で生きていく姿、そして、次第に新選組とともに運命をたどって行ってしまう人生を描いています。題材が面白いので、引き込まれてしまいました。門井慶喜、上手いですね。

2021年2月27日 (土)

生駒の緑ヶ丘美術館 蒔絵展

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2月17日は、いつもの生駒の野暮用を終えて、その後、近鉄生駒駅から南へ15分ほどのところにある緑ヶ丘美術館を訪れました。今、「美を纏う名品の嘉宴 語りつぐ蒔絵展」~世界に誇る日本「漆」文化~ 日本の漆展 Ⅳ という展覧会が開催中です。

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美術館に入ると、いつものように15分ほどのビデオを鑑賞、これで蒔絵の基本的なことから展示されている作品の解説を受けます。これがとてもゆったりとしていいのですね。そして、2階の展示室に行きます。階段が急なので、足の悪い人はエレベータもありますよ。

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蒔絵を施した作品が20点ほどでしょうか、並んでいました。どれも、精緻で、華麗で、高貴な仕上げで、目で見るよりも写真に撮って拡大しないとその良さが分かりにくいほど、見事な蒔絵です。

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この美術館には別館もあって、蒔絵展と合わせて香炉の展示もされていたのですが、蒔絵のほうに時間を取られすぎてしまい、閉館時間を過ぎていました。ここへはやはり2時間以上のゆったりとした余裕をもってこなければなりませんね。

2021年2月26日 (金)

また、庭の鳥

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先月も庭にやってくる鳥を紹介しましたが、冬場ですからメジロが多くやってきます。ちょうど紅梅が咲いているので、枝にミカンを刺してメジロを呼び込んでみました。梅に鶯と言いますが、思い出すのは花札でしょうか。描かれたのはメジロみたいな色だけど、鶯でもないですね。

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メジロはミカンが大好きなようで、ミカンを枝にさしておくと、ヒヨドリの攻撃を避けつつ、頻繁にやってきます。ヒヨドリがやってくると、すぐに近くの木の中へ逃げ込んでしまいますけれど。

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メジロ以外でやってくるのは、ジョービタキ、ツグミです。そして、それらを狙っているわけではないでしょうが、猫もやってきます。やってくるのは三毛のこの子以外に、パンダ柄の猫、茶トラ、彼らは自由に出入りしてのんびりしていきます。別に飼ってるわけでもないのに、我が物顔でのさばる猫族です。

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高井忍 新説 東洲斎写楽 浮世絵師の遊戯 文芸社文庫/読了・・・・・・・・・江戸時代後期に突如現れ、わずか10か月の活動で姿を消した浮世絵師、写楽。その正体を明らかにすべく4編の小説で真実に迫った作品。とはいうものの、小説ですからそこはお話しです。しかし作品の中で、写楽についての基本的なことは述べられています。今の研究では、写楽本人の素性はほぼ明らかになっていますし、作られた人気の理由もわかっています。今や謎でもなんでもない写楽なのですね。

2021年2月25日 (木)

帰りは南海 浜寺公園駅下車

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弥生文化博物館で、阪和電鉄の展示を見た後は、南海線の松ノ浜駅まで歩きました。途中、少年野球の試合を見たり、のんびりと歩きました。南海線は現在高架化工事が各所で進められていています。高石駅は上り線ホームはまだ地上にあるままです。近いうちにこの様子も消えていくのでしょう。浜寺公園駅もその西側で仮設線の設置が進んでいます。

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浜寺公園駅で下車し、しばらくやってくる電車の撮影です。いわば帰り道鉄でしょうか。通勤型車両の3000系、8000系、9000系です。

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特急も貼っておきます。12000系のサザン・プレミアム、10000系のサザンです。コロナの影響で、あれだけは知っていたラピートは平日の昼間は運休です。さらに休日は午前中しか走っていないようです。

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そして、お目当ての7100系がやって来たので、これで終わりです。たまたま、特急サザンの先頭としてやってきた編成にも7100系が運用されていました。大阪駅でDD51けん引の回送に出会ったのは、まったくのおまけでした。

2021年2月24日 (水)

弥生文化博物館

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阪和電鉄の展示があった弥生文化博物館の従来の展示内容についても見てみましょう。全国の代表的な弥生時代の遺跡の地図があります。ついこの前訪れた茨木市の東奈良遺跡も挙げられています。

そして、これは驚きましたが、弥生時代の名称がつくきっかけとなった東京の弥生で発掘された弥生式土器第1号が展示されていました。意外に薄い土器でしたね。(第1号というけれど、何も初めてとかいうものでもないとか、実は弥生時代の土器ではないとか、言われてるけど興味のある人は真贋を調べてください)

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そして、この池上曽根遺跡が発見される糸口になった土器や、茨木市の東奈良遺跡や奈良の唐子・鍵遺跡で見つかった銅鐸の鋳型、九州で見つかった銅矛、銅剣の鋳型が並べられていました。銅鐸の鋳型、大変細かな装飾が施されていました。

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銅鐸と銅矛、銅剣が並べられていて、その出土地が表示されています。一か所の出土地で多くの遺物が発見されたところも多いですね。そして、鏡もそれぞれの様式別に比較して展示されていてとてもわかりやすかったです。

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さらに、池上曽根遺跡内にあった井戸枠に用いられた大きな木をくりぬいた木枠や、埋もれていた柱もあって、総合的に弥生時代を感じることが出来ました。

2021年2月23日 (火)

泉州を貫く軌跡 ~阪和電鉄全通90周年記念~

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池上曽根遺跡を散策した後、その南側にある大阪府立弥生文化博物館を訪れました。ここで、泉州を貫く軌跡 ~阪和電鉄全通90周年記念~と題する展示会が開かれています。阪和電鉄は、1926年に設立され、1930年6月に天王寺-東和歌山(現在の和歌山)が全通したものの、1940年に南海電車と合併、さらに1944年に国に戦時買収され、国鉄阪和線になった鉄道です。現在のJR阪和線にあたります。

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阪和鉄道の天王寺駅と東和歌山駅の写真です。天王寺駅に和歌山まで45分という当時の超特急電車の走りを伝えています。また、上の芝の住宅地開発、和歌山への釣りを誘う看板、ミカン狩り、ハイキングなど鉄道を利用した多角的な集客への努力がうかがえます。また、東和歌山駅のほうも、駅前の路面電車、バス、タクシーなど時代を感じる交通機関が並んでいます。

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当時の阪和鉄道の車両です。前2両は電車ですが、後ろの3両は客車です。和歌山で切り離して紀勢線方面へ連絡する特急列車なのかもしれません。展示は、阪和鉄道の創立から年代順にとても丁寧な説明文と展示品によって、綿密に内容が表現されています。文章も簡略ながら、十分な説明をしています。大変レベルの高い展示方法ですね。

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これは、開通当時の宣伝ビラや案内図です。新聞広告と思しきものには、建設にかかわった企業も名前を連ねていて、今日にも同じようなものを見ることがあります。また、和歌山付近を手前に書いた沿線鳥瞰図も見ものです。砂川付近にはかなり大きな規模の遊園地があったのでしょうか。また、紀勢線沿いにいくつも内部へ走る私鉄があったことが分かります。

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この新聞記事は、阪和鉄道が南海と合併して南海山手線という名称に代わったことを伝えています。時代の流れがここにも押し寄せていました。そして、現在の阪和線に通じる国鉄時代の運行表示板などです。そのほか、鉄道模型があったりと、とても見どころの多い充実した鉄道展でした。3月28日まで。

展示会の解説ビデオはこちらから(3編あります) ⇒  ★1               

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千田嘉博 城郭考古学の冒険 幻冬舎新書/読了・・・・・・・・・・お城ブームという。お城のイメージとしては石垣、天守、そういったものですが、著者はそのようなイメージ以外の姿の中世のお城にも目を向けてほしいと訴えます。また、選挙や観光の目的で、学術的な視点以外でお城の再建や宣伝に使わないように警告します。お城の研究に考古学的視点を求めることと、土塁や門、その他の遺構も大切にして、日本のお城の実態を知ってほしいといいます。さらに奈良大学に勤める著者が奈良県内のお城の保存状態に警鐘を鳴らしています。奈良というと古代から奈良時代までのイメージなのですが、当然それ以降の時代も大切にしようということです。当然のことですけれど。

2021年2月22日 (月)

池上曽根遺跡へ 2/11

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2月11日は、阪和線の信太山まで行きました。ここへは以前に大阪文学会の催しで、やってきたことがあります。安倍晴明の出生にまつわる葛の葉伝説、信太山にはその信太森葛葉稲荷神社があります。

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今回の目的の一つは、駅から10分足らずのところにある池上曽根遺跡の訪問です。ここは、弥生時代の大集落遺跡です。遺跡全体の規模は60万平方メートルととても巨大のもので、二重の環濠に囲まれた集落であったことが分かっています。環濠に囲まれた集落の面積だけでも25万平方メートルもあるということです。遺跡は今は地面の下に埋め戻されていますが、当時を考えていくつかの建物が再現されています。

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公園の中にある説明版です。また、サイトから池上曽根遺跡の位置を示します。当時の大阪湾に面した場所で、平地も多かったので稲作も周囲で行われていたのでしょう。海にも近いことから、海の幸も人々の生活に寄与して者と考えられます。周辺の大きな遺跡が一定の間隔を置いて存在している様子もわかります。

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公園内にある案内所へ伺うと、発掘当時の写真がパネル展示されていました。こうでもして見ないと、今はただ広い芝生が広がるだけの公園ですから、その偉容が分かりません。さて、隣接する博物館へまいりましょう。

2021年2月21日 (日)

阪神沿線ぶらり撮り歩き 芦屋~西宮へ

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打出から2号線に沿って歩くと、道路の北側に大きな碑がありました。大楠公戦跡とあります。このあたりは、建武3年(1335年)2月10日の楠正成と足利尊氏の打出合戦のとき、楠正成がこの辺りに陣を張ったところと言われています。

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少し東へ進み、細い流れがあったのでそれに沿って住宅街の中へ入ります。急に崖が迫ってきた地形、それが同じくらいの高さで迫ってきました。左と右で、10メートルくらいも段差があるでしょうか。このあたりにあると推定されている西宮断層の一部かもしれません。

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急な段差の地形を進んだところに、森具の宮 須佐之男神社がありました。断層と思われる地形のところから一段下がったところですが、ステージのように平らになったところにあります。周囲に何もなければ、出張っている分、とても眺望がきいたところではなかったでしょうか。そういう端山が出たところって、神様が宿るには絶好のところですね。山からの神様の気が降りてくるような。ここもそうです。

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最期に夙川にあるコンセント・マーケットというパン屋さんに立ち寄り、やや高めの値段ながら、しっかりとした硬さの味わい深いパンを買って帰りました。写真は別の日に撮ったもので、この日はお休みでした。

この店は以前住んでいたところからあまり遠くない場所にあったムッシュ・アッシュという人気のパン屋さんが、オーナーの計画倒産?で散り散りになってしまった従業員が新規に開店したパン屋さんです。そのオーナーは、福島でホテル専門のパン屋さんをしているそうですが。とにかく美味しければ、それでいいですが。

コンセントマーケット (CONCENT MARKET) - 夙川/パン [食べログ] (tabelog.com)

2021年2月20日 (土)

阪神沿線ぶらり撮り歩き 打出界隈 2/10

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打出駅の南東、43号線に沿ったところに親王寺があります。在原業平のお父さん、阿保親王の邸宅の跡に建ったといわれているお寺で、阿保親王塚古墳から出土した銅鐸や三角縁神獣鏡を寺宝としています。本堂は阪神大震災で全壊したので、コンクリート製に建て替えられています。以前の本堂の瓦が境内に並べられていました。

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今度は打出駅の北側へ出たところにある金津山古墳です。周囲を完全に住宅に囲まれていますので、駐車場や細い道へ入り込んで見るしかありません。今は円墳のように見えますが、調査の結果、全長55メートルの前方後円墳だったことが分かっています。その北西には、かつて打出小槌古墳がありましたが、今は完全に住宅地と化しています。

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金津山古墳の北側に打出天神社があります。神社の創建は不明となっています。天神さんなので、菅原道真を祀っているのですが、芦屋あたりが京都の北野天満宮の社領だった関係からここにあるのかもしれません。鳥居のわきにある瀟洒な建物は何と社務所でした。おしゃれですね。

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打出天神社の拝殿と本殿です。この神社の北側は国道2号線です。打出界隈、43号線と2号線の間に歴史が詰まっていました。さて、またここから2号線に沿って歩き始めます。

2021年2月19日 (金)

阪神沿線ぶらり撮り歩き 尼崎~打出 2/10

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2月10日は天気も良く、人込みを避けて散歩しようと、まずは阪神尼崎駅から撮り始めました。まぁ、暇つぶしですが。阪神の8000系と大好きな形式の9300系です。9300系は、やはりかっこええなぁと思うのですが、どうでしょうか。

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難波線を通じて乗り入れている近鉄車もやってきます。白い車両は近鉄が大阪の海遊館とコラボしたラッピング編成です。車内もそれらしいラッピングやひらひらとした短冊がつられていたりします。ただ、それほど鮮やかな色目のデザインではなく、薄めのカラーでデザインされているため、インパクトは少ないですが。

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そうするうちに、唯一残る阪神顔の元赤胴車8502編成がやってきました。須磨浦公園行きの特急に就いています。梅田-尼崎間の急行運用でよく見かけて、都落ちのようなのを感じていましたので、特急運用はうれしいですね。

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尼崎からセンタープール前(出屋敷駅には先客がおられ、敬遠しました)へ来ました。西側に直線があるのですが、昼からですからどうしても逆光になります。山陽特急と8000系。

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そのあと、西宮駅まで移動しました。山陽特急がここで行き違います。いずれも5000系の車両ですが、左の5702編成は2018年にリニューアル化されていくつかの機器が交換され、シートも中間車を除いてロング化が図られました。連結器も替えられていますね。そして、阪神顔が残る5000系がやってきました。子供のころから見慣れている顔なので、なんだかほっとします。

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5000系に乗って、打出まで来ました。ほとんどの区間で高架化されている阪神電車ですが、このあたりはまだ地上を走ります。そのうち、ここも高架になるのでしょうか。さて、この打出駅から芦屋~西宮の歴史散策を始めます。

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河合敦 殿様は「明治」をどう生きたのか 扶桑社文庫/読了・・・・・・幕末から明治維新を経て、明治4年の廃藩置県によって、全国で大小260人以上の殿様が失職してしまいました。実際は東京に集められて住まわされたのですが、家臣や知行地を治める責任から開放されたわけです。とはいうものの、それまでの家臣団を見捨てるわけにもいかず、さまざまな苦労をされたようです。中には、世渡り上手に過ごした人もあれば、すべてを捨て去った人もいるようで大変興味深く読みました。

2021年2月18日 (木)

西神中央から明石のまちへ

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2月7日は神戸市地下鉄で西神中央まで行き、神戸市埋蔵文化財センターを訪れました。昼からはバスに乗って明石へ抜けました。西神中央は神戸市西区になりますが、もうほとんど明石の真北くらいのところですから。

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明石へ着いてまず向かったのは明石市立文化博物館です。駅から急坂を5分上ったところにあります。館内に入ると目の前に和船が展示されていて、いかにも海の町、明石という感じです。

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明石という、まずはアカシゾウ、今では研究が進んでアケボノゾウと同種ということになっています。そして有名なのは明石原人の化石です。本物は戦災で無くなってしまいましたが、発見の経緯からロマンが残っています。今回はその石膏型で作られたレプリカを見ることが出来ました。

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博物館の前からすぐに隣接する明石城の城内へ入ることが出来ます。城域自体はとても広いのですが、やはり櫓を見に行かなければなりません。東のほうが船上城からの移築とされる巽櫓、西のほうが伏見城からの移築とされる坤櫓 (ひつじさるやぐら)です。明石駅から見るととてもきれいですね。

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帰りにもう一か所行かねばなりません。駅の南側にある魚の棚商店街です。その日に上がった魚をすぐに売り出す昼網で有名です。その名の通り、ぴちぴち跳ねる魚を売るお店が並んでいますが、日曜なのに観光客の姿もなく、比較的閑散とした印象だったのが残念でした。

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文豪ナビ 司馬遼太郎 新潮文庫編/読了・・・・・・司馬遼太郎の作品の紹介をして、これから読む人たちへのナビゲーションをしようという一冊。同様のものは太宰とか芥川、山本周五郎、川端康成とかも発刊されています。改めて、司馬遼太郎の膨大な著作の内容を俯瞰し、その偉大さを感じた次第です。頭の中にある作品の復習になりました。

2021年2月17日 (水)

神戸市埋蔵文化財センターの展示

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神戸市埋蔵文化財センターで神戸市電の展示を見ましたが、本来の埋蔵文化財の展示のほうもなかなかの内容でした。まず弥生時代の生活風景が再現されています。弥生式土器や石器、それらの展示と竪穴式住居のなかをくぐって展示場所へ向かいます。

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次のコーナーでは土器が立体に展示されています。このような展示方法は初めて見ましたがとても全体をしっかり見ることが出来ますね。これは素晴らしい景観でした。そして、大きな円筒埴輪とそれらが古墳に並べられている様子が再現されています。

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鉄器や鏡、経塚から出土したものも多く展示されています。さらに、神戸は意外に銅鐸が多く出土しているところなのですが、その出土状況を再現しています。建設工事をしているところで発見されたところを再現しています。

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神戸市内から出土した埋蔵文化財をここでは収蔵し、壊れた部位を元の形に組み合わせる作業が行われています。それらの土器を中心とした収蔵庫を外から見ることが出来ます。全体を見た後、館外へ出たら、その前に垂水の高塚山古墳群から移築された高塚山1号墳がありました。

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辻真先 深夜の博物館 昭和12年の探偵小説 創元推理文庫/読了・・・・・・たぶん現役最高齢のミステリー作家、辻真先による2018年の作品の文庫化。鉄腕アトムやアラレちゃんのシナリオから作家に転じ、ユーモア鉄道ミステリーの世界で多くの作品がある鉄道大好きな方ですが、生まれた名古屋を舞台に、その昭和時代の空気を再現した一冊。もともとミステリーの解決には興味はないのですが、全編に流れる時代観に魅了されました。

2021年2月16日 (火)

神戸 うつりかわる町とくらし ~昭和ノスタルジー~ 神戸市埋蔵文化財センター

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2月7日は、神戸市地下鉄に乗って終点の西神中央まで行きました。この駅から歩いて5分ほどの神戸市埋蔵文化財センターへ行くことが一つの目的でした。ここで、「神戸 町のうつりかわりとくらし ~昭和ノスタルジー~」と題する展示が行われているからです。しかも、その中に神戸市の市電の資料が展示されているとのことで、これは行かねばなりません。

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館内に入ると、ほかのものの展示の間に、「神戸を走っていた鉄道」とするコーナーに神戸市電のブツがありました。当時走っていた市電車両の模型と電停の看板、行き先表示板などなど。じっくり拝見しました。

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市電の部品も展示されていました。広島へ移籍した1151号のナンバーと電車票です。プロ野球で言うと、オリックスからカープへトレードされたようなものですね。そしてその1151号のマスコンも展示されていました。三菱電機製とあります。

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その他の資料として、年代別の路線図が掲示されていて、それぞれにとても丁寧な説明がつけられていました。また当時の貴重な写真も何点か掲示されていて、神戸臨港鉄道で働く8620型と思われる蒸気機関車、板宿付近を走る神戸市電など、それぞれ当時の雰囲気を伝えていました。

2021年2月15日 (月)

神戸市営地下鉄 西神中央へ 2/7

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2月7日は、三宮へ出て、さらに神戸市営地下鉄に乗って終点の西神中央駅まで行きました。三宮から14駅、31分で到着しましたが、ほとんどトンネルなので、この間は読書の時間でした。西神中央駅に到着しました。乗ってきた1000系は1976年製造の最古参、隣のホームにいたのは、2019年に走り出した6000系です。

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駅のコンコースに上がると、ピアノが置かれていました。テレビでも取り上げられている駅ピアノです。自由に弾いてみてください、とされているピアノで、同じような自由に弾けるピアノは世界中の空港、駅におかれています。実際、この後、ピアノを弾く方が居られました。

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西神中央駅前の広場です。がらんとした広大な空間は、他ではなかなか見ることができないものです。ごちゃごちゃした駅前ならいくらでも知っていますが、何もないこんな駅前はほかに知りません。さすが、計画的に作られたかつての新興住宅地ですね。駅前広場の反対側には、これまた広いバスターミナルがあり、神戸市バスと神姫バスが次々に発着していました。

2021年2月14日 (日)

アマチュアオーケストラ演奏会情報 2021.02.14現在

アマチュアオーケストラ演奏会情報 2021214日現在

いくつかの新しいコンサートを追加しました。

また、いくつかのコンサートが中止、延期、日程変更、オンライン配信に変更となっています。

 

きっちり予定が組まれていない団体もあり、また予約しないと入場できない団体もあるようなので、それぞれのサイトで確認されるようご注意ください。

しかし、少しずつ日常に戻そうという努力がされているようでうれしい限りです。

 尚、間違いや新しい情報があれば、コメント欄にお願いします。

 今後時々各サイトをチェックして追加、変更していきたいと思っています。

 

延期 2021.02.14 堺フィル https://www.sakai-bunshin.com/

https://www.sakai-bunshin.com/event/springconcert2021/

配信のみ 2021.02.20  阪神学生オーケストラ https://supeoke.wixsite.com/index

2021.02.20 バッハクライス神戸 http://bach-kreis-kobe.music.coocan.jp/ensemble.html

NEW  2021.02.21 三田市民オーケストラ http://sanda-orch.jp/wp/sco/

2021.02.21 関西大学OB交響楽団 https://kusoob.jimdofree.com/

関係者のみ 2021.02.21 立命館大学交響楽団

https://www.ruso60.com/2020%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E6%BC%94%E5%A5%8F%E4%BC%9A/

無観客 2021.02.23 関西学院交響楽団 http://orchestra.musicinfo.co.jp/~kwanseiorche/

NEW  2021.02.23 オーケストラリガーレ https://orchestraligare.wixsite.com/home

中止2021.02.27 アンサンブル都 https://ensemble-miyako.wixsite.com/ensemble-miyako

2021.02.28 NON管弦楽団 http://nonorchestra.info/

NEW  2021.02.28 大阪モーツァルトアンサンブル https://mozartensemble.jp/blog/

2021.02.28 神戸アンサンブルソロイスツ http://orchestra.musicinfo.co.jp/~soloists/

2021.02.28 関西シティフィルハーモニー管弦楽団 https://www.kcpo.jp/

2021.02.28 紫苑交響楽団 https://shion-so.amebaownd.com/pages/2466254/concert

2021.02.28  マグノリア室内管弦楽団 http://mco2008.main.jp/2020/10/04/post-856/

2021.03.07 滋賀県立大学オーケストラ https://usp-orchestra.jimdofree.com/

2021.03.07 六甲フィル

https://www.rokkophilharmonic.com/%E6%AC%A1%E5%9B%9E%E3%81%AE%E6%BC%94%E5%A5%8F%E4%BC%9A/

2021.03.07 東京大学音楽部管弦楽団 http://ut-orch.com/concerts

2021.03.14 天理シティオーケストラ http://tenricity.webcrow.jp/concerts.html

2021.03.21 八尾フィル http://orchestra.musicinfo.co.jp/~poy/service.html

2021.03.21 大阪市民管弦楽団 https://osaka-shiminkan.org/www1/index.html

2021.03.21 明石フィル http://www.taco-phil.jp/concert.html

2021.03.28 関西医科学生交響楽団

https://kansaimedicalorchestra.wordpress.com/?fbclid=IwAR3yEgDgWZ7DR_hy-6TkTg_BNQlERXxCyMwX20wM6BbRPmYRlYTKfoEmZt0

中止2021.03.28  加東フィル http://www.kato-phil.com/

2021.03.28 湖北オーケストラ

 https://kohokuorchestra.amebaownd.com/pages/1676802/page_201802192227

2021.03.29  ホール・バルティカ 大阪教育大学シンフォニーオーケストラ

http://www.xop-baltic.com/

2021年2月13日 (土)

茨木の保存蒸気機関車 D51158

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茨木市立文化財資料館の北側に公園がありますが、このあたりが弥生時代の大規模遺跡である東奈良遺跡です。ここでは銅鐸の型が多く出土しているので有名です。銅鐸は石に型を掘り込んで鋳型とし鋳造するようですが、その時代のような薄い銅鐸を作る技術は相当高度なもので、今でもレプリカを作るのはなかなか難しいそうです。

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文化財資料館から少し東へ行ったところに蒸気機関車が保存されている公園がありました。分岐器を備えたレールの先、屋根掛けされています。蒸気機関車を保存するにはとても広いスペースがとられています。

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保存されているのは、D51-158号機でした。この機関車は1939年に名古屋の日本車両で製造され、主に青森で活躍した後、紀伊田辺、亀山と転出し、最後は米子から浜田へ行き廃車になった機関車です。この公園には1980年代にやってきたようです。屋根掛けされていることと、定期的に整備されているようなので、保存状態と良好です。

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保存エリアには、機関車のほかにポイントを切り替える転てつ器、さらに腕木信号機が置かれています。このような附属設備を置いているところも少ないですね。蒸気機関車と合わせて、貴重なものを見ることが出来ました。

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公園の近くにあるさくら通りという道路は元は茨木川で、それを埋め立てて造られたようです。沢良宜橋という交差点近くに道路わきの緑地に船頭の樋跡という石碑がありました。春にはさくら並木の通りとなるようです。最後は歩いてJR千里丘駅へ出ました。

2021年2月12日 (金)

茨木市立文化財資料館へ

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2月4日は、阪急京都線で南茨城駅まで行き、しばらく駅撮りをしたのち、駅から歩いて5分ほどのところにある茨木市立文化財資料館を訪れました。各市にこのような資料館、博物館があるようなのですが、ここは未訪問でした。

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当然、茨城市内の古墳についての展示を中心に見ていきます。茨木市には、高槻にある今城塚古墳(継体天皇陵と推定される)が調査される前に継体天皇陵に指定されてしまった太田茶臼山古墳があります。また、古墳時代前期の将軍山古墳や将軍塚古墳があるので、機会を見つけて行ってみたいものです。

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茨木市はまた、隠れキリシタンの里があることが知られていて、有名なザビエルの肖像画も茨木市にある寺で見つかっています。高槻城主高山右近の影響でこのあたりは大変キリスト教が盛んだったとのことです。茨木市の千題地区には、市立キリシタン遺物史料館もあります。

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茨木市の近代の歴史資料の中には市内を通る東海道線に関するものも展示されています。その中から、古い写真がありました。6760型という大正時代に国内で製造された蒸気機関車が写っていました。また、市内にあるマンボウや避溢橋(洪水時の排水を促すためのトンネル)が紹介されていました。マンボウも避溢橋も、西宮市内でも見ることが出来ます。

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奥山景布子 江戸落語事始 たらふくつるてん 中公文庫/読了・・・・・・・江戸で落語を始めた鹿野武左衛門(しかのぶざえもん)、実在の人物を中心に、当時の世相や人気者を交えた小説。関西の落語の始祖は彦八はなしで有名な米沢彦八とは知っていたが、江戸で始めた人も、もともと上方の出身とは知りませんでした。そういう史実も脇で読んでみると、一層面白い読み方ができる一冊です。それと、松尾貴史の解説がぐっと中身の濃いもので、解説とか批評とかは、このレベルでないといかんですね。

2021年2月11日 (木)

阪急南茨城駅

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2月4日は、天気が回復することを期待して阪急武庫之荘駅目指して出発しました。茨木で見てみたい施設があったからです。まずは武庫之荘駅でのリニューアル7000系です。このときはまだ曇っていましたね。

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十三で京都線に乗り換えて、南茨木駅で降りました。このホーム端は定番の撮影ポイントです。駅の北側で貨物線の高架橋が視界を遮りますが、全体を入れなければ支障はありません。8300系、7300系、9300系です。

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阪急にはまだまだ活躍するオールドタイマーが走っています。いずれも1967年から1969年にかけて製造された50年以上走り続けている車両です。京都線では今も10編成が仕業についています。

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普段は特急運用は9300系が担うのですが、この日はほかの形式(クルスシートでない)が特急運用についていることが多く、写真の7300系、8300系のほか1300系も特急運用で走っていました。

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おまけの写真、1300系と7300系を貼っておきます。南茨木駅の東側にある陸橋の階段からは俯瞰のポイントがあって、とても撮りやすいです。さて、本来の目的地へ向かうこととしましょうか。

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沼野雄司 現代音楽史 闘争しつづける芸術のゆくえ 中公新書/読了・・・・・・・・クラシック音楽の範疇の中、現代音楽というジャンルにはなかなかなじめないのですが、その歴史を特に20世紀以降どのように変遷があり、決定的な音楽の様相を変えていったものは何かという、さまざまな視点で現代音楽を知らしめてくれた、とても読み応えのある一冊でした。大切に読んだので、時間がかかってしまいました。調性音楽から無調へ、さらにネオロマン主義へ。当然、現代演奏史へもつながることなので、音楽の聞き手としても肝に銘じなければなりません。

2021年2月10日 (水)

ビビッと来たピアニスト フランチェスコ・トリスターノ

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大阪市の図書館で登録しているNAXOSのサイト(図書館への登録が必要です)で、たまたま拾った音源、ブクステフーデのトッカータト長調、奏者も楽曲も初めてでしたが、その最初の音に触れて、ビビッと来てしまいました。何がどうかという思考に至るまでに、脳髄に音が届いてしまったような感覚でした。こういうことは、滅多にないことです。さて、これは何というピアニストなんだろう。見ると、フランチェスコ・トリスターノという人でした。詳しく紹介されてます ⇒ 

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調べてみると、1981年ルクセンブルグの生まれ、現在はバルセロナを拠点としてヨーロッパを中心に活躍。クラシックだけでなく、テクノミュージックでも才能を見せているとのこと。それだけでなく、すでに来日公演も行っているばかりでなく、東京をテーマにした楽曲を作り、そのアルバムもあるようです。その一つを聞いてみましたが、テレビから流れるよく知っているフレーズをテーマとした変奏曲のようなものもあり、東京の印象が入り込んだ作品でした。

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さらに、アリス=紗良・オットとのデュオ・リサイタルやアルバム作成もしており、ずいぶん気が合った仲のようです。二人で弾いたストラヴィンスキーの春の祭典も、熱気をはらむ面白い演奏でした。一方、宣伝ではグールドの再来と言っていたバッハのゴルトベルク変奏曲では、決してそんな印象はなく、極めてオーソドックスな落ち着いた演奏でした。

これから、少し注目して聞いていこうと思う演奏家がまたひとり見つかりました。

2021年2月 9日 (火)

広重の名所江戸百景 奈良県立美術館

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2月3日は、いつもの生駒での野暮用の後、奈良へ出てうろうろ。三条通りの上三条町の交差点近くにあるじゅん平でランチをいただきました。いつもは夜だけの営業でしたが、お昼のランチも始めたとのことで、まずはお試しです。この日は好みのアジフライとしましたが、たっぷりの前菜、しゃきしゃきのサラダ、旨味の濃いみそ汁と相まって至福のランチ(890円+税)となりました。

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観光客が消えた冬の奈良、いつもお客さんが取り囲んで、高速餅打ちを披露していた中谷堂も閑散とした空気が流れていました。興福寺へ行くと、鹿が草を食んでいて奈良らしい風景を見ることが出来ました。宝物殿もすいているのでしょうね、こんな日だったら阿修羅くんも独り占めできそうですが、この日は別物の鑑賞で奈良へ来たのでパスです。

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興福寺から県庁前の大宮通を渡って行ったのは、奈良県立美術館です。大宮通りから見る若草山も茶色の枯れた草で覆われているようで、春になって萌えるような緑に変わった姿に思いをはせます。

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奈良県立美術館では、1月16日から広重の名所江戸百景と題して、展覧会が開かれています。その内容は、名所江戸百景のほか、東海道五十三次、東海道、六十余州名所図会、富士三十六景、東都名所などなど、さらに北斎、春信、歌麿、二代目広重の作品など200点以上が公開されています。まさに浮世絵の洪水に溺れそうになった展覧会でした。(2月16日からは一部展示を変えて後半の部となるのでまた行かねばなりません、3月14日まで)

しかも、65歳以上だと入場料が無料になるという扱いになりました。歳を取って、初めていいことがあった冬の一日でした。

2021年2月 8日 (月)

最近の酒事情

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掲示板のほうに、奈良の御所市にある油長酒造の風の森の写真を貼っていただきました。お正月にも呑んだ小生の大好きなお酒です。仕込み水にできるだけ軟水を用いて発酵阻害のリスクを減らすのが常識なのですが、このお酒はその地元で湧出する比較的カルシウムマグネシウム硬度が高い地下水を使っています。それでも、吟醸香の高い濃厚旨口になるのは、酒蔵の腕、技術なのでしょうね。ただ、最近は一升瓶での販売が無くなって四合瓶のみの出荷になっているのが残念です。(居酒屋さんからは不評なんですよね)

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とはいうものの、風の森はどこでも売っているお酒というわけではないので、他にも目を向けなければなりません。鉄道のお仲間では有名になってお酒に、三木市の稲見酒造のお酒があります。神戸電鉄全線乗り放題のおもてなし切符(1200円)を使って、この酒蔵へ行くと、山田錦しずくを一本(1617円)いただくことができるのです。このお酒も濃厚旨口、とても芳醇なお酒です。切符がなくても、三宮駅前の神戸阪急百貨店で購入可能です。

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最近見つけたお酒を紹介しましょう。月曜日に放送されているYOUは何しに日本へ!という番組で紹介された、来日20年になるアメリカ人が勤める岐阜県飛騨市の渡辺酒造店天才杜氏の入魂酒というお酒です。甲子園のららぽーとで見つけました。香りもよく、柔らかいとてもすっきりとして飲み口のお酒です。しかも4合瓶で800円台の価格はとてもリーズナブルでした。

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さらに、リーズナブルなお酒を見つけました。西宮の白鹿が発売しているかおりという純米吟醸です。紙パックのお酒ですが、中身のグレードとは関係ありません。名前のとおり、とても香りが良くて、飲み口もすっきりしています。しかも、600円台で購入可能です。これはうれしい。このお酒も甲子園ららぽーとで買いました。最近、ららぽーとにはまっています。

2021年2月 7日 (日)

暇つぶし鉄 キハ261回送を追って 2/2

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2月2日は、ふとカモレの通過情報を見るとJR北海道の特急列車キハ261の回送があることが分かり、急きょカメラを持っての出撃となりました。立花駅へ行くともうずいぶんと多くのご同業でひしめいております。これでは撮る気がしませんね。ということで、一つ先の甲子園口駅に行くと、ここにもご同業が居られますが、めいめいのポジションを確保されているので、少し安心です。

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待つこと20分ほどの間、やってくる列車はなんでも撮ります。鳥取方面行のスーパーはくとです。そして、EF66-130にけん引されたラヴェンダー色のキハ261がやってきました。これから遠く北海道までの旅路となるのですね。先頭車両をそれぞれ顔を付けて連結しているため、せっかくのところが撮れませんでしたが、輸送のための仕舞いとしてはカバーもしなくて良いので、このほうがいいですね。

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その後、場所を少し西へ移して、さくら夙川駅でカモレを撮影していました。30分ほどの間に4本もやってくるのが分かっていたからです。変わり映えはしませんが、EF210のカモレです。

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EF210も最近は黄色い帯を巻いた300番台が多くなってきました。EF210自体、車両数が多くなって目立つ存在ではないのですが、私はこのフォルム、好きですね。少なくともEH200なんかよりはずっとましだと思うのですが、いかがでしょうか。

2021年2月 6日 (土)

川西市立文化財資料館へ

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川西市の加茂遺跡、その広大な遺跡範囲の端っこに、川西市立文化財資料館があります。加茂遺跡が、この建物の下にも眠っています。入ったところに加茂遺跡の全景模型が立てかけられています。これは加茂遺跡が最も隆盛となった弥生時代中期の様子です。

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数多くの調査で明らかになった、加茂遺跡のさまざまな資料が展示されています。まずは縄文時代の土器、関西で縄文時代の資料が出るというのは決して多くないですね。そして、多くの人が住んでいた弥生時代の土器が並びます。稲作がおこなわれていた証左として、石包丁なども多く出土しています。

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川西市には加茂遺跡のほかにも重要な遺跡がいくつかあって、その中で有名なのは、加茂遺跡の北東側に広がっていた栄根遺跡です。そこで発掘されたのが全国でも5、6番目の大きさになる栄根銅鐸です。そのレプリカが置かれていました。さらに、北部にある勝福寺古墳からの出土物が展示されています。

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その勝福寺古墳から出土した鉄蔟や埴輪、さらに栄根にあった廃寺跡からの出土物など、数多くの展示物がありました。なかなか充実した展示内容でした。川西市の遺跡についてさらに調べて、もう一度訪れてみたいですね。

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加来耕三 立花宗茂 戦国「最強」の武将 中公新書ラクレ/読了・・・・・・・最近読んだ本の中で立花宗茂の名前が再三出てきたので、まさにグッドタイミングでこの本を選んで読みました。ところが、肝心の立花宗茂についての記述は本の半分くらい読み進むまでほとんど出てきません。どうも著者が立花宗茂が登場するまでの背景をあらん限りの知識で語るものですから、焦点のぼやけた内容になってしまいました。また、関が原で敗れた武将の中で唯一、元の領地に大名として戻ることが出来たというところの記述が浅いですね。期待した面白味が欠けた一冊でした。

2021年2月 5日 (金)

川西市にある加茂遺跡

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JR川西池田駅の南側には小高い丘があります。ここが、旧石器時代から縄文、弥生、古墳から平安時代に至る非常に長期間にわたって、集落が営まれていたと思われる加茂遺跡です。同じような遺跡、関西で知っているところでは藤井寺市の国府(こう)遺跡があります。

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ネットからの情報で、俯瞰写真を見つけました。写真の上が北方向になります。川が集落敷地のところで分かれている様子が見えます。地図で見るとその集落分布がより明らかです。

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今の川の様子です。俯瞰写真の北の端にある地点では、集落敷地が一段高くなっているのが分かります。周囲より高いところに古代集落ができるのは、吉野ヶ里遺跡、三内丸山遺跡など古代集落に共通するものです。洪水というのが、とても危惧される災害だったのが分かります。

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その丘に登りました。上はほぼ平坦地になっていて、そこからの眺望もなかなかのものです。高さは20メートルほどとのことですから、遠くから攻めてきた敵は見つけやすいですね。丘の中心には鴨神社が鎮座しています。今は何もわかりませんが、古代に思いをはせてしばらく散策していました。

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溝井裕一 動物園・その歴史と冒険 中公新書ラクレ/読了・・・・・・動物を飼って人に見せるところが動物園ですが、その歴史は古代にまでさかのぼります。それは権力者が動物を支配するがごとく、民衆を支配する様子を具体的に見せるものでした。それから近代の動物園は、猛獣、珍獣を見せてお金儲けするものになっていきましたが、自然環境の保護の考え方が進み、今は研究的な要素や繁殖を目的とした施設へ変わってきています。そのような動物園の歴史をまざまざと見せつけてくれました。

2021年2月 4日 (木)

東本願寺 お東さん

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1月27日は、京都行でした。西本願寺から門前町を歩き、その北側の道沿いに歩いて突き当たった塀に沿って回り込むようにして東本願寺のほうへやってきました。最初に目に付いたのは菊の御紋をあしらった菊の門です。豪奢な造りがその時代を反映しています。そして、一番大きな門へやってきました。御影堂門です。中に入ってから振り返るとその大きさに圧倒されます。

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東本願寺で大きな建物は、手前の阿弥陀堂と奥の御影堂です。これらの建物を中心として、境内にはいくつもの大きな建物が配置されています。ただし、これらの建物は1864年の禁門の変による火災(どんどん焼け)で焼失したものを明治時代になって再建したものです。

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大きなほうの建物が御影堂です。西本願寺では一重の屋根でしたが、こちらでは二重の屋根になっています。それだけ屋根が広くなっていて、西本願寺御影堂を上回る175,000枚ほどの瓦が使われています。隣接する阿弥陀堂もかなり大きな建物ですが、御影堂の横にあるので迫力では一歩退いています。

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東本願寺の門を出て、まっすぐ東に行ったところにあるのが、渉成園(枳殻邸)です。ここは東本願寺の別邸で、印月池を中心に瀟洒な建物が並んでいるのですが、春まで池の工事をしているとのことで今回の見学は見合わせました。という、真宗本山めぐりの午後でした。

2021年2月 3日 (水)

バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタとパルテイータ全曲コンサートのお誘い 柴田由貴さん

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お知り合いのヴァイオリニスト、柴田由貴さんから、4月2日に宝塚ベガホールで、コンサートを開催されるとのご連絡をいただきました。なんと、バッハの無伴奏ソナタとパルティータ全曲を一気に演奏しようというとても意欲的なコンサートです。使われる楽器もこの日は1720年製のアマティとのことで、期待大ですね。

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この日のコンサートに寄せて、ご挨拶もありました。これを読むと和波孝禧さんに習っておられたようですね。それは知りませんでした。和波さんというと、目が不自由なのを克服して一流のヴァイオリニストになられた方ですね。

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柴田由貴さんは、パリに留学されていて、そこでは我々にも懐かしいパトリス・フォンタナローザに師事されています。フォンタナローザには、フランスのレコード大賞を受賞したモーツァルトのレコードがあり、たまたまそれを小生が所有していたのですが、持つべき人が持つべきだと思い、彼女に進呈した次第です。

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すでに、イザイの無伴奏ヴァイオリンソナタ全曲と、バッハの無伴奏ヴァイオリンのための作品集をCDで発売されています。小生はいずれも所有しておりますし、それぞれの生演奏も聞いたことがあります。イザイの全曲演奏はすごい集中力での演奏でした。今回のバッハの全曲演奏会も大変大きな期待をしています。お申し込みは、弦楽器クレール072-763-2078まで。

2021年2月 2日 (火)

本願寺 門前町を歩く

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西本願寺を出て、その東側に広がる町の入り口に立派な門があります。西本願寺総門と呼ばれるもので、本屋根の柱のほかに、2本の別の柱の上にも屋根掛けされていて、豪壮な感じがします。その門をくぐって門前町へ入ります。

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今は門前町と言いますが、江戸時代は西本願寺、東本願寺の境内で、一つの大きな寺域の中だったのです。明治になって、本願寺の境内はそれぞれ塀で囲まれた寺域に制限されています。このように仏具を売るお店が並んでいます。

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その門前町の中に、レンガ造りの異国趣味の建物がありました。イスラムか何かの教会かと思って近寄ってみると、この建物は本願寺の伝道院というものでした。和洋折衷の建築様式とはいうものの、仏具などを売るお店が数多く並ぶ門前町のなかで、異彩を放っているのは確かです。さて、東本願寺へ向かっていきましょう。

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佐藤賢一 遺訓 新潮文庫/読了・・・・・・・・新選組の沖田総司の甥(総司の妹の長男)である沖田芳次郎という人を縦糸に、幕末から明治にかけての庄内藩、薩摩藩、東京にかかわる人々を横糸に絡ませて語られた明治維新のストーリー。西郷の護衛としての立ち位置がメインという話しですが、どうもそれらは架空のもののようです。小説ですからね。幕府軍側だった庄内藩と新政府軍の薩摩との関係をつないだ西郷のための南洲翁遺訓、それがこの話の成果です。

2021年2月 1日 (月)

西本願寺 お西さん

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1月27日はいつもの生駒での野暮用を終え、1月中に期限を迎える近鉄の乗り放題新春切符を使って京都へ行ってみました。近鉄からJR駅を通って、駅の北側へ出ました。今日は、駅から歩いていける大きなお寺へ行ってみようと思った次第です。西本願寺の門が見えてきました。西本願寺というよりもやはり、お西さんでしょうか。

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門を入ったところの正面にあるのが国宝御影堂(ごえいどう)です。寛永13年 (1636) 建立で、南北62m、東西48m、高さ29mの日本でも最大級の木造建築物です。227本の柱、約115,000枚の瓦が使われているとのこと、もうそのスケールに頭が追い付いていきません。中に入ると、その荘厳な雰囲気に圧倒されます。撮影禁止の注意書きもなかったので、その内陣を撮ってみました。とてもカメラには収まりきれません。

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御影堂の北隣にある国宝阿弥陀堂です。この宝暦10年 (1760) 建立の建物も、南北45m、東西42m、高さ25mと 本当に大きいです。さらに御影堂のあたりから見た国宝唐門、屋根は檜皮葺き、正背面は唐破風造、側面は入母屋造です。そして、一時は聚楽第の遺構かと言われていた国宝飛雲閣、庭園の中にある三階建ての壮麗な建物です。

国宝ばかりのとてつもない大きさの建物に囲まれて、とても贅沢な空間に身を置いてしまいました。さて、お西さんだけでは片手落ちなので、これからお東さんへ向かって移動です。

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