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2021年5月20日 (木)

かぎろひ歴史探訪 牟佐(むさ)の里 5/13

春の奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で畝傍山の南西に広がる牟佐の里を歩きました。

近鉄岡寺駅⇒牟佐坐神社⇒見瀬城跡⇒沼山古墳⇒益田岩船小谷古墳⇒鳥屋近隣公園⇒鳥坂神社⇒宣化天皇陵⇒倭彦命墓⇒新沢千塚古墳群⇒益田池堤跡⇒久米寺⇒久米御縣神社⇒橿原神宮前駅

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今回のコースでの白眉は、なんといっても益田岩船でした。飛鳥を中心として奈良には謎の石造物がたくさんあって、単にその一つくらいと思っていたのですが、とんでもない存在感と大きな謎であることを実感しました。

まずはその大きさです。大きさは東西約11メートル、南北約8メートル、高さ約4.7メートル。重さは約800トンもあるという説もあり、上部には一辺約1.6メートル、深さ約1.2メートルの穴が空けられています。

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古墳の石室として加工し始めたものの、色々な不具合が生じたために放棄したという説がありますが、これだけ巨大な石だとそれ自体が神としての信仰を生みそうだし、いまだに謎を孕んだ益田岩船でした。

QRコードからは奈良を代表する方の声で、益田岩船を紹介しています。こういう解説を聴きながら現場で見学できるシステムは本当にありがたいことですね。

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次に訪れたのも巨石つながりでした。小谷古墳がある場所は、岡寺駅のまっすぐ西1キロメートルほどの谷あいです。墳丘封土がはがれ、古墳の石室の大きな蓋石が露出していますが、この石の大きさは有名な石舞台古墳の蓋石よりも大きいそうです。

この巨大な石室を持つ古墳は江戸時代には斉明天皇陵とされていましたが、現在は奈良県指定史跡となっています。発掘調査は行われていないとのことで、将来大変な発見があるかもしれません。

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