奈良歩き 興福寺
いつもの生駒での野暮用を終えた5月6日の午後、奈良へ出て昼食をとった後、坂を上って興福寺の境内に入りました。そこには鹿と五重塔という、これこそ奈良という風景がありました。
広い興福寺の境内ですが、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れた明治の初めには安価で民間に払い下げられそうになったこともあったそうです。
興福寺と言えば、この五重塔です。とても姿の良い塔です。応永33年(1426年)の再建で、光明皇后の発願による天平2年(730年)の創建時からは6代目になります。高さは京都の東寺の五重塔に次いで高い50.1mです。猿沢の池からの眺めはとくに有名です。
興福寺の東金堂です。応永22年(1415年)の再建で、これも6代目。応永18年(1411年)に五重塔とともに焼失したため、その後の再建となりました。唐招提寺金堂の様式を参考にしたそうで、その面影はありますね。
ここには本尊の薬師三尊像(重要文化財)のほか、国宝指定の四天王像や十二神将像など、飽きることのない見事な諸仏が並んでいます。
この新しいお堂は2018年に再建された中金堂です。区画が区切られ、写真が撮りにくいのは残念ですが、柵の位置が元々の回廊跡になります。壮麗な建物の中には釈迦如来坐像を中心に脇侍、四天王造が並びます。
加藤佳一 シニアバス旅のすすめ 定番コースからワンランク上の大人旅 交通新聞社新書/読了・・・・・・最近市内のバスに乗って、市内とはいえ、道の訪問となる場所へ何回か行った見たことがあるので、この本も大変興味深く読みました。表紙に路線バスの写真があるので、路線バスの話題が中心かと思ったら、長距離路線バスもあり、多岐にわたったバスの話題が満たされていました。いろいろと書いてあるのですが、知らない土地のこともあり、どこを走っていたのかが分かる地図があれば良かったですね。地名も方向もわからない場所は想像しようもないことですから。
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