かぎろひ歴史探訪 「称徳陵、本当の所在地は」 6/10

6月10日は、春の奈良歩き、かぎろひ歴史探訪で、学園前からあやめ池を経て西大寺へと向かい、称徳天皇（孝謙天皇からの重祚）を偲ぶルートを歩きました。

近鉄奈良線学園前駅⇒蛙股池⇒あやめ池神社⇒三輪神社⇒菅原遺跡遠望⇒菖蒲上池畔⇒鷹塚山地蔵尊・鷹塚山権現⇒開基勝寶出土地⇒称徳天皇山荘跡⇒西大寺奥の院(法界躰性院）⇒鋳物師池跡⇒新池⇒野神神社⇒西大寺⇒近鉄西大寺駅

西大寺の奥ノ院へ来ました。ここには、鎌倉時代に西大寺を復興した叡尊が荼毘に付されたのちに作られた大きな五輪塔が残っています。お堂の中で茶菓のご接待を受け、お話しも伺うことが出来ました。

奥ノ院近くに鋳物師池跡と言うところがあります。この近くで、西大寺の金銅四天王像が鋳造されたということ、昭和59年の発掘調査で奈良時代の鋳物工房跡と推定されています。鋳物師と言う地名は伊丹廃寺跡近くにも地名として残っています。

最後に西大寺を訪れました。近鉄西大寺駅から近いということもあり、もう何度も足を運びましたが、落ち着いたとても素敵なお寺です。塔の基壇がとても大きく、当時の豪壮な建物を想像させてくれます。

この日の撮り鉄は近鉄あやめ池駅付近での一枚だけ。線路柵があってなかなか良いアングルに恵まれませんでした。これで春季かぎろひ歴史探訪は終了しました。また、秋からのスタートが楽しみです。