かぎろひ歴史探訪 白毫寺 10/3
近鉄奈良駅⇒興福寺⇒植櫻楓之碑⇒春日参道⇒春日大社⇒奥の院道⇒新薬師寺⇒東山緑地公園⇒白毫寺⇒高畑の町並み⇒頭塔⇒酒蔵の清水通り⇒十輪院⇒ならまち格子の家⇒元興寺塔跡⇒近鉄奈良駅
春日大社を後にして、奈良の東方の街を歩きます。長い土塀の先には新薬師寺の境内がありました。今回は拝観しませんでしたが、落ち着いた気品のある建物には惹かれるものがありました。このシンメトリーの高貴な雰囲気はびくともしない力強さを感じます。
お昼は近くの公園で持参のお弁当をいただき、その後、田中先生の歴史講座となりました。まだ日差しの強いなか、ありがとうございました。
そして、三笠山の山沿いにある白毫寺へ到着しました。階段の両脇に秋萩がありますが、その多くはすでに花の時期を終えていたのは残念でした。そして、ここにある犬養孝先生の万葉歌碑に久しぶりの出会いとなりました。
昭和55年9月14日に万葉歌碑の除幕式があり、その折に参加していました。そして、今回訪れた10月3日は、犬養孝先生の23回目の御命日でもあり、私自身としても大変感動的な白毫寺訪問でもありました。
白毫寺のススキの根元には紫の花をつけたナンバンギセルがありました。花が首を垂れる様子から、万葉集には「思い草」の別名があります。
白毫寺を後にしようと階段を下りかけると、真正面に生駒山、そして奈良の市街地が一望できました。なんと素晴らしい眺望なのでしょう。まさに「見れど飽かぬかも」の絶景でした。
梶よう子 ことり屋おけい 探鳥双紙 朝日時代小説文庫/読了・・・・・・・・・・江戸でことり屋を営むおけいという女性を主人公に、町場の出来事が綴られています。日常の中に、江戸の生活が垣間見えます。近所に住むと設定された滝沢馬琴がいい味で登場します。人気時代劇を見ているかのような読み具合でした。なんだか話は完結してしまったような展開でしたが、ぜひ続編を書いてほしいものです。
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