兵庫芸術文化センター管弦楽団第128回定期演奏会

昨日11月27日は、兵庫芸術文化センター管弦楽団の第128回定期演奏会を聴きました。今まで、金曜日から日曜日までの３日間、満席の定期演奏会でしたが、コロナが収まったとはいうものの、空き席が目立つようになってきました。それでも、３日間も定期演奏会を続けるとはすごいことなのですけれど。

昨日は、ユベール・スダーンの指揮、竹澤恭子のヴァイオリンで、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲がまず演奏されました。木曜日にこの曲のリハーサルも聞いていますが、竹澤恭子さんは本番ではさらに一段階ギアを上げた感じで、深みと凄みを音楽から感じされてくれました。実にエネルギッシュなギュッと詰まった音楽が聞こえてきました。

ハイドンの交響曲第１番とは珍しいですね、チェンバロが通奏低音で入るなど、爽やかな演奏でした。シューベルトの交響曲第４番、暗い色調の中で時折浮かび上がる甘いフレーズにもしっかりとした骨格を感じました。スダーン、さすがです。

昨日は定期会員にだけ、トートバッグと楽団の紹介冊子が配られました。冊子を見ると卒団された楽員が全国のオーケストラで活躍されていることが載っていました。このオーケストラが目指した展開が確実に花を開かせていますね。