かぎろひ歴史探訪 草壁皇子の墓から古城跡貝吹山へ 12/16
近鉄吉野線壺阪山駅⇒天誅組戦跡⇒高取町リベルテホール⇒岡宮天皇陵⇒束明神古墳⇒マルコ山古墳⇒希望により貝吹山(越智氏城跡)コースと古墳群コース(与楽カンジョ古墳⇒与楽鑵子塚古墳⇒寺崎白壁塚古墳)に分かれる⇒越智氏居館跡⇒天津石戸別神社⇒光雲寺⇒JR掖上駅
マルコ山古墳から貝吹山へ登る選択肢もあったのですが、私はさらにいくつかの古墳を巡ります。
整備工事中の与楽カンジョ古墳です。1辺36メートル、高さ10メートルの方墳です。石室の中は石棺が置かれていた底石と周りの栗石が残されています。石室の高さは5.3mと奈良県内では最大級の石室です。⇒ ★
少し山側へ行くとこんもりとした丘があります。これが与楽鑵子塚(ようらくかんすづか)古墳です。現在は敷地内に入ることはできませんが、2010年からの調査では、鉄製の馬具などが出土していて、渡来系豪族の墓であると推測されています。⇒ ★
さらに奥に進み、小高い丘の上にあるのが寺崎白壁塚古墳です。冬でも枯草に行く手を阻まれつつ近づかなければならず、夏では絶対いけないところです。石室の中を見ることが出来、注目は石室と蓋石の間に当時の漆喰が残っていることです。2008年の調査で八角墳の可能性の示唆されているとのことです。
最後にJR掖上駅へ向かう途中、光雲寺に立ち寄りました。黄檗宗の禅寺で、そういうとなんだか中国の寺院の感じがしています。このあたりを収めた越智氏の菩提寺です。愛媛県今治市付近を拠点とする越智氏もありますが、こちらは地名となる越智に基づくとの説もあるようです。
さて、今年も奈良歩き、かぎろひ歴史探訪では大変お世話になりました。来年もいろいろ企画されているようで楽しみです。
荒木文宏 なぜ日本の列車は秒刻みで動くのか 世界に誇るナイス・ガラパゴスな技術 交通新聞社新書/読了・・・・・・なぜ云々という題名の本はあまり好かないのですが、この本は良かった。日本の鉄道史を専門的な言葉が混じりながらも、的確に押さえながら解説しています。その中で定時運行の歴史に焦点を当てていく展開はとてもわかりやすかったです。また、日本独特の技術や考え方をナイス・ガラパゴスとして浮き上がらせています。最近読んだ鉄道本の中でもとても良い本でした。
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