兵庫芸術文化センター管弦楽団 第129回定期演奏会
昨日1月15日は兵庫芸術文化センター管弦楽団の第129回定期演奏会に出かけました。芸文センターの開館が従来の14時15分から少し早まり14時になり、お客さんはゆっくり来られるのか初めのうちはがらがらです。今年もここへ何回も足を運ぶことでしょう、そうありたいですね。
1月の公演はいつも音楽監督の佐渡裕さんの指揮で始まります。佐渡さん、一時はずいぶんふくよかになられていましたが最近はまたずいぶん絞った体型になってます。うらやましい限りですが。
さて、昨日は武満徹の「系図-若い人たちの音楽詩」ということで谷川俊太郎の詩を基にした音楽で始まりました。アコーディオンの御喜美江さん、語りがもうすぐ12歳になる白鳥玉季さん(この歳でテレビのドラマなど多く出演されているそうです)です。ドキッとする詩に引き込まれ音楽が全然耳に入ってきません。言葉というものは音楽に比べてあまりに直截的なアイテムですね。強い印象はあるけれど感動が一過性になる恐れもあり、音楽とは違う伝達メディアだとわかります。
そのあとはマーラーの交響曲第4番です。とても音色、音量に気を使った演奏で、マーラーの色を出そうとしていたように感じます。この曲を聴くといつも映画「エレファントマン」を思いだします。同じ世紀末の混沌としつつ暗い空気と死のイメージを感じます。ソプラノは石橋栄実さん、この曲をこんなにドラマチックに歌うことが正解かどうか、私にはわかりません。パンフレットの写真とご本人があまりに違いすぎるので二度見,三度見してしまいました。
昨日のゲストプレーヤーさんたちです。コロナの影響で海外オケの方がほとんどいなくなりました。それでもNHK交響楽団の市さんとか、若くて優秀な方も来ていただいてます。楽員の励みになればいいですね。
次回の指揮者が下野さんに、またヴィオラが川本嘉子さんに変更されたようです。これはこれで楽しみが増えた気がします。下野さんの展覧会の絵、楽しみです。
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