オーケストラ・リハーサル 芸文オケ 2/10
昨日2月10日は、昼から西宮北口にある兵庫県立芸術文化センターで、兵庫芸術文化センター管弦楽団の(言葉が重なってややこしいですが)定期演奏会に向けた公開リハーサルを聴きました。午後1時前ですから、ホール前にもほとんど人がいなくて閑散としたものです。
来てみると、リハーサルの曲目はバルトークのヴィオラ協奏曲でした。バルトークの遺作となった曲で未完成で終わりましたが、その後弟子たちが補筆して完成させた楽曲になります。ソリストを迎えての公開リハーサルというのは大変珍しいです。
リハーサルは曲をはじめから流していき、途中で気になったところを部分部分で繰り返し手なおしをしていくというスタイルで進められました。その都度、ヴィオラを弾く川本嘉子さんもずっと熱のこもった演奏を付けておられました。
指揮者の下野竜也さんが実に丁寧に音楽をイメージをオーケストラに伝えられ、これは本番が楽しみになりました。本番はほかにリゲティのルーマニア協奏曲、ムソルグスキー・ラヴェル編曲の組曲「展覧会の絵」です。
篠川賢 国造(くにのみやつこ) 大和政権と地方豪族 中公新書/読了・・・・・・・・以前から気になっていた一冊で、大和政権時代に地方行政を担うためにおかれた国造の成立とその役割を知りたかったので、そのために読みました。なかなか悩ましいのは、その実態にストレートに行き着かないくらい資料によってバラバラの見解が示されていることらしく、学者による考えの違いも様々なようです。国造の成立から役割、全国への広がりと役目の終わりという流れで構成されていました。
ちなみに、出雲では元旦の新聞には、今も出雲の国造の方と知事が並んで新年の挨拶が載るそうです。それもこの本を読んだきっかけではありますが。
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