兵庫芸術文化センター管弦楽団第132回定期演奏会 4/16

昨日４月16日は、西宮北口にある兵庫芸術文化センターで、このホールの管弦楽団、芸文オーケストラの第132回定期演奏会を聴きました。コロナはまだまだ落ち着きませんが、客席は満席に近いお客さんで一杯です。

今回のプログラムは、プロコフィエフの作品で統一されました。ヴァイオリン協奏曲と交響曲第７番です。えっ、ちょいと演奏時間が短くないかな。きっと何か演出があるのだろうと、期待してしまいます。

今回初めて聞いた俊英のヴァイオリニスト、服部百音さんです。プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲という、あまりなじみのない曲だったので、耳が音楽のほうへ行っていたかもしれないですが、ヴァイオリンの印象が薄くなってしまいました。どちらかというと、線の細い、まだ未完成の域にある演奏なのかなぁ、でも真面目な音楽だと思います。

アンコールに、３つのオレンジの恋から行進曲、ここでは生き生きとしたソロを聴くことが出来ました。また聞いたみたいヴァイオリンさんですね。

指揮は井上道義さん、あと２年ほどで引退を表明されていますが、全然元気に見えるけど、何かいろいろあるのでしょうね。以前大病されていたりもありますから。

交響曲第７番は、とてもきらめく音の洪水になりました。いろいろな仕掛けのある音楽ですが、生で聞くとその音が鮮明に届いて、音楽の構造がよくわかりますね。

アンコールに、交響曲第１番「古典交響曲」の第1楽章、第4楽章とは大サービスでした。