東大寺界隈散策 8/24
東大寺の建物群を抜けて近鉄奈良駅方面へ帰途の道を歩きます。すこし南へ下がったところにあるのが、写真家の入江泰吉旧居です。まさに奈良の中心に位置していて、ここなら早朝でも雪の日でも思い立ってカメラを持って東大寺境内へ駆けつけるのは容易なことですね。
その少し南にあるのが吉城園です。「興福寺古絵図」によると同寺の子院の摩尼珠院(まにしゅいん)があったところとされています。明治に民間の所有となり大正8年(1919年)に現在の建物と庭園が作られました。企業の迎賓施設の時代を経て、昭和の終わりから奈良県が所有し庭園を公開しています。
ここへ入ると周りの喧騒からは隔絶された静謐な空間となります。とても丁寧に手入れされた庭園を散策することが出来ます。しかも、皆さん大好きな無料です。緑濃く、目に優しい庭園でした。
ただ、この敷地の南のエリアにホテル建設が始まっており、近いうちに周囲の景観が一変することになるようです。 ⇒ ★
吉城園のわき道からショートカットすると氷室神社の駐車場へ抜けることが出来ます。ここから近鉄奈良駅までは10分もかからないくらい。もとの喧騒の町中に戻ってきました。
小松貴 昆虫学者はやめられない 新潮文庫/読了・・・・・・・アリヅカコオロギの生態というよくわからない専門家の著者による昆虫愛あふれる一冊。そのほかの昆虫たちにも深く傾倒していて、とにかく専門的なことを面白おかしく紹介してくれています。現地調査に徹しているからこそ、本物の体験談が書かれています。軽いタッチの文章が読みやすく、ぐいぐい引き込まれます。
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