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2022年10月 9日 (日)

兵庫芸術文化センター管弦楽団 第136回定期演奏会 10/8

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昨日10月8日は、兵庫芸術文化センター管弦楽団の第136回定期演奏会を聞きに、西宮北口の芸術文化センターへ向かいました。涼しくなったので、センター前の公演で憩う人も多くなってきているような。

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当初予定されていた指揮者は、ミヒャエル・ザンデルリンクでしたが、コロナ感染したとかで急きょウイーン出身のクリスティアン・アルミンクに変わりました。代打としてはすごいビッグネームの登場です。突然の交代だったのに、ポスターの写真の入替えは間に合ったようです。

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プログラムは、このように魅力的なものです。ここでは、ザンデルリンクの名前が残っていますね。

最初に演奏された喜歌劇「こうもり」序曲、ウィット豊かにニュアンスに富んだ演奏でいつまでも終わらないでくれぇ!と思いながら聞いていました。10分ほどの演奏でしたが、オペラのひと幕を聞いたくらい魅了されました。

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次いで、ヴァイオリンの木嶋真優によるハチャトゥリアンの協奏曲です。めちゃくちゃすごいテクニックでこの濃厚な音楽を披露されました。この人、もう10年以上前になるでしょうか、このオーケストラの定期演奏会に登場されたときは、かわいらしい少女の雰囲気でしたが、すっかり凄みのある名手になっていました。アンコールにも素晴らしい即興演奏を聞かせてくれました。

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後半は、アルミンクによるベートーヴェンの交響曲第7番です。また、7番かと思っていましたが、木曜日に聞いたリハーサルですっかりその考えが変わりました。とてもエネルギッシュなのですが、エレガントな品位を保ったまま、どんどん音楽に引き込まれます。クライバーを彷彿とさせる指揮ぶりで、テンポは概して速いのですが、息をのむような音楽の緊張が快かったです。ザンデルリンクには申し訳ないですが、間違いなく、今年のベストのコンサートでした。

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